訪問看護師を増やすことが重要視!どうして?

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看護師のyukinoです。

2025年までに、12万人の訪問看護師を確保しようと考えられているんです。

どうして、2025年までに12万人?と疑問に思いませんか?

それには理由があるんです。

在宅看護、訪問看護師の需要について、お伝えしていきます。

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2025年になにがあるの?

医療の現場では、2025年問題という言葉をよく耳にします。

2025年になると、どのような問題があるのでしょうか?

それは、団塊の世代の人たちが、75歳以上の後期高齢者となるのです。

団塊の世代とは、1947年から1949年生まれの方々のことで、約800万人いるそうです。

現在の後期高齢者は約1500万人ほどですが、すでに医療費や保険料などが問題視されていますよね。

そこに、さらに800万人の後期高齢者が、どーん!と増えるわけです。

若者にかかってくる、金銭的な負担もありますが、私たち看護師にのしかかってくる負担も大きくなることは間違いないですよね。

それを、2025年問題と呼んでいるのです。

さらに、今の体制のままでは、患者数が増えすぎて、病院は正常な機能が出来なくなる可能性が高いのです。

そこで、「急性期病院の入院期間の短縮化」「健康な高齢者を増やす取り組み」「在宅での治療を継続できるような取り組み」などが行われています。

在宅での治療を継続するためには、訪問看護師の存在が必要不可欠ですよね。

なので、訪問看護師の数を確保するような取り組みが行われています。

看護のお仕事

訪問看護師ってどう?

訪問看護師の数は、平成27年で、約4万人ほどだそうです。

しかし、2025年問題を考えると、全然足りないんですよ…。

2025年までに12万人に増やす必要があると言われています!

在宅看護が好きな私としては、子育てが落ちついたら、訪問看護師になろうかと考えています。

しかし、訪問看護師って一人で患者さんの家へ行き、一人で対応しないといけないと考えると、ちょっと不安を感じていたんです。

そこで、色々と訪問看護師について調べてみました。

仕事内容について詳しく書いている記事もありますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
訪問看護師がママに人気!仕事内容ってよく知らないけど何するの?

すると、私のイメージは古いものだったことが分かりました。

最近では、新卒の新人看護師が訪問看護ステーションに配属になることもあるそうです。

新人さんが配属になっても、大きな問題はないという研究結果が出たんですって!

ということは、病棟経験があるなら、なんとかやって行けそうですよね。

もちろん、新人さんは独り立ちするまで、先輩と2名で訪問し、知識や技術を教えてもらいますけどね。

でも、やっぱり自分だけで判断しないといけない状況って不安ですよね。

その不安を解消するために、いつでも先輩や同僚に連絡し、相談できるような体制になっているんだそうです。

スマホやPHSを持って、訪問先へ行けますし、何かあってもその場で連絡して解決できます。

その場で、連絡や相談ができる状況は心強い感じがします。

また、昔は訪問が終わってから、ステーションに戻ってカルテ記入・入力をしていたため、残業になることもあったようです。

しかし現在は、タブレットやノートPCを持って、訪問先へ行き、バイタル測定を行った結果など、その都度入力したり、移動用の車の中で入力することができるので、残業等も減っているんです。

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わたしは、実際に研修で訪問看護師の訪問についていったことがあるのですが、タブレットやスマホなどの電子機器を有効活用していて、働きやすそうだな~という印象を受けました。

また、患者さんやご家族との信頼関係も厚く、寄り添った看護ができることも分かりました。

私自身、祖母が自宅で倒れて、何もできなかったことが悔しくて、看護師を目指したので、疾患を抱えながら自宅で生活する老人に寄り添える、訪問看護師ってめっちゃ魅力を感じるんですよね。

研修で、訪問させていただいた患者さんは、病状は落ち着いている方がほとんどでしたよ。

肝硬変、肺炎治療後、癌術後、難病の方を訪問しました。

観察点として、病状が悪化していないか、不安・心配なことはないか、内服管理はできているかの確認などです。

もし、病状の悪化を確認した場合は、主治医へ連絡し、指示を受ける必要があります。

緊急性があるか、次の訪問診療の日まで待てるのかなどの判断もしていました。

あと、行う処置なども決まっている場合もあり、訪問の1時間をかけて、浣腸・排ガス・摘便を行う患者さんもいました。

病棟じゃ考えられないですよね。

一人の患者さんの浣腸・摘便に1時間をかけることなんて。

在宅で生活する方の悩みとして、排便コントロールがうまくいかないことが多いんですって。

また、老々介護や認々介護も増えているので、おじいちゃんのバイタルを測りつつ、おばあちゃんの様子をチェックすることも大切になってくるようです。

まさに、地域で生活している老人の陰のサポーターって感じですね!

訪問看護師が増えることで、在宅で不安を抱えている老人の支えになることは間違いないと思いました。

では、どのようにして、訪問看護師を増やすのでしょうか。

訪問看護師、倍増計画

どのようにして、訪問看護師の人材を確保しようとしているのでしょうか。

・訪問看護ステーションの大規模化
・医療機関における訪問看護人材の確保
・新卒看護師採用、育成強化
・潜在看護師、セカンドキャリア等の就業及び転職促進
・職場環境の改善、訪問看護の周知

などが日本看護協会が発表している内容になります。

まだ、決定事項ではないようですが、訪問看護師の人材確保のために、色々としていることが分かりますね。

病棟勤務の看護師と比べると、訪問看護師の人数は、とても少ないです。

平成27年で、訪問看護師の割合は、看護師全体の2割ちょっとしかいないのです。

ということは、訪問看護師の情報って、あまり回ってこないわけですよね。

何となくなイメージを抱いている人が多いのが現状だと思います。

これから社会に求められる訪問看護師。

きっと、いい条件の求人がどんどん出てくるのではないかと思っています。

患者さんに寄り添った看護がしたい方や、病棟勤務から離れたい方、一度訪問看護師になってみてはいかがでしょう?

昔と比べて、働きやすくなっているはずですよ!

まとめ

訪問看護師が求められている背景や、患者さんに寄り添える看護師であることをお伝えしました。

私が出会った訪問看護師さんは、学生や研修生にも優しくて、いい人が多かったように思います。

人間関係に悩んでいる人にもいいかも知れませんね!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

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