看護師になりたい!と目標が出来たら、今度は学校選びが必要となってきます。
看護師になるためには、看護系大学か看護専門学校に通い、すべての単位を取得後、看護師国家試験に合格する必要があります。
ここで、ある疑問が浮かびませんか?
・どちらを選ぶことが正解?
・それぞれのメリットやデメリットは?
という疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
私が高校生のころ、同じように悩みました。
なので、専門学校と大学の違いやどちらを選ぶべきか、メリット・デメリットなどについて、お伝えしていきたいと思います。
看護専門学校のメリット・デメリット
私は、高校を卒業後に看護専門学校へ3年間通い、看護師になりました。
なので、まずは専門学校で感じた、メリット・デメリットについてお伝えしていきます。
専門学校のメリット
私が専門学校に行こうと決めた理由が、4点あります。
②家の近くに専門学校があったから。
③大学と比べて学費が安かったから。
④受験科目が少なかったから。
この4つは、専門学校へ通っている間も感じていたメリットです。
3年間で資格取得できる
<p>大学は4年間、専門学校は3年間で、資格を取得できます。
※2020年現在で、必須の単位数が増えていることに伴い、4年制の専門学校が増えてきています。
1年でも早く現場へ出て、働きたい!稼ぎたい!と考えているなら、3年制の専門学校がいいかもしれません。
ただ、専門学校と大学では、新卒の給料やその後の出世に影響があると言われています。
自宅から近い
私はバイクで、10~20分の学校へ通っていたのですが、それ以上の時間がかかっていたら、しんどかったと思います。
というのも、3年生になると「病棟実習」というものが始まります。
この、病棟実習の期間というのは、睡眠時間がかな~り削られます。
ほぼ1年間、睡眠不足になるんです。
病棟実習の期間中は、移動で1時間や2時間をかけるくらいなら、睡眠をとったり、課題に時間を使いたいと思うんですよね。
なので、自宅から近い学校を選ぶことをおすすめします。
学費が安い
専門学校の1年間の授業料は、20~150万円です。
私が通っていた学校は、年間50万円でした。
一方大学は、年間授業料が150万円~というところがほとんどです。
金銭的にお安いのは、専門学校と言えます。
受験科目が少ない
受験科目は、学校によって異なってきますが、専門学校の受験科目は、
・国語
・小論文
・生物
・英語
の中から、2~3科目くらいの学校が多いです。
私の受験した学校は、「国語・小論文」と「国語・数学・小論文」と「数学・国語・英語」という組み合わせでした。
受験対策は、希望の学校の過去問を数年分解いて、傾向をみて、対策をしましたよ。
専門学校のデメリット
私が考えるデメリットは、2つです。
・教員が恐い学校がある
・出会いが少ない
教員が恐い学校がある
専門学校は、結構閉鎖的な空間です。
その中で、教員がめっちゃ恐いと、逃げ場がなくなって、精神的にしんどくなる生徒もいます。
私が通っていた専門学校は、尊敬できる教員ばかりでした。
事前に学校見学に行って、学校の雰囲気や教員・生徒の表情などをチェックしておくといいと思います。
学校見学は、夏休みに行われるところが多いので、気になる学校の見学会がいつ開催されるのかを、調べましょう。
出会いがない
看護師の約9割は女性です。
ということは、看護学校に男子はほぼいません。
バイト先や合コンなどでしか、出会いはなさそうです。
看護師にはなりたいですが、それなりに恋愛も楽しみたいですよね(笑)
以上が、私が考える専門学校のデメリットです。
次は、大学についてお話していきます!
看護系大学のメリット・デメリット
大学は、4年間(院に行くならそれ以上)で、看護や医療、一般教養などを学びます。
そんな大学のメリットについて、お伝えしますね。
大学のメリット
大学に行くメリットも色々とあります。
・新卒の給料が増える
・一般科目の教科が充実している
・出会いがある
取得可能な資格が多い
大学のメリットは取得可能な資格はいくつかあります。
・保健師
・助産師
・養護教諭二種免許
※大学によって取得できるところとできないところがあります。そして、選択制です。
保健師?助産師?養護教諭?
違いがよく分かりませんよね。
簡単に説明すると、
保健師→役所などで健康を維持するために指導するひと。
助産師→産婦人科で赤ちゃんの誕生のお手伝いをするひと。
養護教諭→保険室の先生です。
どの資格を取得したいかを、今すぐ決定するのは難しいでしょう。
一度、あなたが「どうして看護師になりたいと考えたか」を紙にかき出すといいと思います。
新卒の給料が増える
「大学卒」というだけでも、学んでいることが多く、知識は豊富という判断をしてもらえます。
なので、大学卒の方が、専門卒よりも基本給は1万円ほど多くなります。
さらに、看護師以外の資格(保健師・助産師など)を持っていれば、働く場所の選択肢が増えますし、給料も増えます。
給料が増えるんです。
大事なので2回言いました。笑
給料面、働く場が増えるということで、看護師以外の資格も取っておきたかった…大学に行っておけばよかった…と、ちょっと後悔したりします。
あなたが、将来どこでどんな風に働きたいか、考えてみてくださいね!
一般教養の内容が充実
一般教養科目が充実しているようで、幅広い分野の学習ができます。
専門学校では、一般教養の授業はほぼなかったですね。
看護や医療のことだけではなく、その他の分野についても学ぶことが出来るのはメリットと言えます。
出会いがある
大学は、○○科という風に、他の学部の生徒とも交流できる機会があるはずです。
また、サークルなどもあるので、授業は大変かもしれませんが、人との出会いがあることもメリットですね。
では、次に大学のデメリットを紹介します。
大学のデメリット
私が考えるデメリットは2つです。
・受験科目が多い
学費が高い
デメリットは、学費が専門学校より高いことです。
先ほどもお伝えしましたが、専門学校は年間20~150万円。
大学は年間約150万円~のところが多いです。
大学の方が、学べる内容が多いので、デメリットと言っていいのか分かりませんが…(^^;
受験科目が多い
あとは、専門学校と比較すると、受験科目が多いこと。
調べたところ、国語・数学・生物・英語が基本的に必要で、学校により小論文、面接があります。
結局どっちがいいの?
看護系大学と看護専門学校のメリット、デメリットについて私が思いつく限り書いてみました。
大学か専門学校か悩んでいるなら、どうして看護師になりたいのか。どこで働きたいのかを1度考えてみてください。
病院でバリバリ働きたい!
早く現場に出たい!
老人ホームや施設でお年寄りに寄り添いたい!
と、思うなら専門学校がいいと思います。
地域の人が健康に過ごせるような指導をする、そんな存在になりたい!と思うなら、大学か保健師もとれる4年制の看護専門学校へ!
生命誕生の現場で働きたいなら、助産師の取れる看護大学へ行く。それか、3年間専門学校へ行き、卒業後1年間助産師学校へ!
保健室の先生って憧れ!生徒たちの癒しの存在になりたい!と思うなら、養護教諭なら大学へ!
自分のなりたい存在を明確にしてください。
そして、どの学校で何の資格が取れるのかたくさん調べてみてください。
病院で1日看護師体験をしているところもあります。
看護師がどんな仕事をしているのか、患者さんとどのように関わっているのかを身近で知れるいい機会だと思います。
ぜひ、積極的に参加してみてください!
まとめ
大学と専門学校のメリット、デメリットについてお伝えしました。
看護師は肉体労働で責任の多い職業です。
しかし、すごくやりがいのある素晴らしい存在だと思っています。
たくさん調べて、考えて、体験会や見学会に参加して、後悔のない選択ができるよう願っています!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント
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