看護学生の実習って楽しい?看護の楽しさを知るためには?

これから看護師を目指す人向け記事

看護師のyukinoです。

看護学生は誰もが経験するであろう「実習」。

私自身は大変な思いをして、必死で乗り越えた記憶があります。

しかし、中には「実習が楽しくて仕方がない」「患者さんと関わることが楽しい」と言って、実習を楽しんでいる人もいるようです。

そこで、看護学校の病棟実習を楽しむためには、どうすればいいか考えてみました。

看護学生の実習の楽しさは?

私自身は、実習を楽しむことはできなかったタイプの人間です。

ただただ、しんどかった。

でも、看護学校を卒業し、看護師をしている中で、看護学校時代も楽しかったなと思うことがあります。

それは、グループメンバーと過ごしている時間です。

実習中は睡眠時間が短くて、頭が全然回っていない状態だったからか、どんなことでも爆笑していました。

それこそ、ペンが転がって落ちただけでも、笑ってしまうレベルです。(笑)

つらい状況に一緒に立ち向かっているから、グループメンバーが大好きでした。

実習先へ向かう途中に、気合を入れあったり、恐い指導者さんについて語ったり、夜中に記録が進んでなくて嘆いたり、色々な思い出があります。

卒業後も、お互いの結婚式に招待し合う関係が続いていますよ。

看護学校の友人との時間を大切にすることで、辛い実習も少しは明るく、楽しく過ごせるかもしれませんね。

いま、側にいる友達との時間を大切にしてくださいね!

次に、実習が楽しくて、病棟へ行くのが嬉しいと言っている学生って、たまにいますよね。

同級生にもいました。

何が楽しいのか聞いてみたことがあります。

「患者さんがとにかく好きで、患者さんのためになるなら何でもしたい」と話していました。

この考え方って、素晴らしいと思うんです。

自分自身の過酷な状況を嘆くよりも、受け持ちの患者さんのことで頭がいっぱいになっているんです。

私にはできない考え方でした。

私はどちらかというと、「患者さんのQOLあげる前に、学生である私たちのQOLを何とかしてくれ!」とずっと考えていましたからね。

患者さんも好きだけど、自分自身を守ることばかり考えていました。

学生で「患者さんにできることは何でもしたい!」と言えるほど、看護にのめり込むことが出来たら、絶対に楽しいと思います。

それに、こういう学生って、とても真剣に記録や看護を実施するので、指導者や教員にも好かれやすい傾向があります。

指導者に好かれたら、実習もスムーズに行えますよね。

指導者や教員からのプレッシャーや、「根拠攻撃」を受けなくていい実習って、精神的にストレスフリーで、楽しく実習できるかもしれません。

指導者への気遣いが減る分、患者さんのことを考える時間が増えそうですね。

ということは、真の敵は指導者・教員なのかもしれない…(笑)

指導者が優しくなることへの期待も、持ちつつ、「看護の楽しさを知る」ことが出来るということは、とてもいいことですよね。

でも、看護の楽しさって、なんでしょうか?

看護の楽しさを知るには?

私自身、看護の楽しさに気付いたのは、看護師歴5年目くらいです。

それまでは、業務がわからないことだらけで、毎日必死にミスをしないことだけを考えて仕事していました。

5年目のある時、患者さんの「背景」や「入院後の生活」などについて、知りたいと興味がわきました。

ちょっと遅すぎる気もしますが、これが私のタイミングでした。

「患者さんを知りたい」と思ってからは、とても楽しかったですよ。

・今後、この人はどんな場所で、どの様に過ごすんだろう?
・誰と過ごすんだろう?
・どうしたいんだろう?

疑問が次々湧いてくるようになりました。

疑問が出てきたら、患者さんやご家族に聞きためにコミュニケーションをとります。

コミュニケーションをとると、親身になって関わることが出来ました。

患者さんの希望が分かれば、こちらが出来るサポートや、退院後のフォローはどうするのかなど、何をすべきかわかってくるようになります。

私が勤務していたのが、地域包括ケア病棟と呼ばれる、退院支援をメインで関わる病棟だったこともあり、患者さんの退院支援について、とても楽しく関わることが出来るようになりました。

地域包括ケア病棟について気になる方は、下の記事をチェックしてみてください。
地域包括ケア病棟って知ってる?やりがいや楽しさを伝えます!

人によって、看護の楽しさを感じるポイントって違うと思います。

例えば、救急で命の危険のある人を看護し、患者さんが復活する助けをすることに楽しさを感じるかもしれません。

また、いい看取りをするための看護が出来ることかもしれません。

他にも、在宅での看護をし、地域の老人を支えることかもしれません。

あなたに合った、看護の楽しさを感じるポイントがあるはずです。

それを見つけられるのは、私のように看護師5年目かもしれないし、学生時代かもしれない。

誰にもわからないんですよね。

だから、看護って楽しい!看護師っていいよ!って言えるまで、頑張ってほしいんです。

看護学校や看護師って、大変な仕事だけど、なくてはならない職業です。

人の力になれる、ステキな仕事です。

そんな看護を楽しめたら、最高だと思っています。

みなさんも、楽しく看護が出来るよう、楽しいポイントを見つけてくださいね!

まとめ

看護学校の実習はつらいものですが、楽しみポイントがあれば、乗り越えられるはずです!

友達と支え合って、乗り越えてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

  1. […] 看護学生の実習って楽しい?看護の楽しさを知るためには? […]

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