看護師として楽しく働くためのヒント

看護師向け記事

時間と体力とお金と気力を駆使して獲得した看護師の資格。覚悟はしていたモノの、想像以上に過酷で、労働と給料のバランスが取れていなくて”割に合わない!”感じて、辞めたり転職を繰り返す方も少なくありません。

 

看護師という仕事が嫌いというわけではない分、複雑な心境で何かに耐えながら働いている方も多いのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、看護師が仕事を楽しくするために実践できるヒントをご紹介します

1. 自分の「やりがい」を見つける

看護師として働く中で、仕事のどんな部分にやりがいを感じるかを見つけることが大切です

  • 患者の笑顔に注目する
    患者から「ありがとう」や「助かりました」と言われた瞬間は、看護師としてのやりがいを感じる大切な場面です。そうした瞬間を見逃さず、記憶に残すようにしましょう。
  • 成長を実感する
    日々の業務を振り返り、できるようになったことやスキルアップを実感しましょう。例えば、新しい医療技術を学べたときや、難しいケースを乗り越えたときに、自分の成長を認識することが楽しさにつながります。
  • それだけじゃやっていけないのも事実!
    患者さんの笑顔や感謝、学びを通して成長している自分に気付く事もモチベーションアップに繋がります。しかし、それに見合った収入と働きやすさも常に考えておきたいポイントです。

    真面目で頑張り屋さんが多い看護師さんは、自分自身の幸せやメリットを考えるのを後回しにしてしまいがちです。あなた自身をまずは満たすこと!それがやりがいに繋がってきます。

2. 良好な人間関係を築く

職場での人間関係は、仕事の楽しさを左右する大きな要素です。

  • 積極的に挨拶をする
    簡単な挨拶でも、職場の雰囲気を明るくする力があります。「おはようございます」「お疲れ様です」といった挨拶を欠かさず行いましょう。
  • 同僚と適度な距離を保つ
    職場での人間関係を良好に保つためには、適度な距離感を持つことも大切です。無理に仲良くしようとするのではなく、相手を尊重した関係を築くことが重要です。
  • 感謝の気持ちを伝える
    同僚や上司に助けてもらったときは、しっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。感謝の言葉を言うだけで、相手との関係がスムーズになります。
  • トゲのない言葉、伝え方にする
    内容は同じでも、言葉のチョイスや言い方によって、もめる元になることがあります。正しいことを言ってるからどんな言葉を使ってもいいという事にはなりません。少し気をつけるだけで相手への印象をよいモノにすることが出来ますよ。

3. 職場環境を快適にする工夫

働く環境を少し工夫するだけで、仕事が楽しく感じられることがあります。

  • お気に入りを持ち歩く
    例えば、すごく悩んで買った好きな色の聴診器やサチュレーション、血圧計など普段の業務で目に入るモノに愛を込めたモノがあると多少気分が上がります。
  • ちょっとした装飾を取り入れる
    ペンやメモ帳にお気に入りのキャラクターを取り入れるなど、仕事中にふと目に入るアイテムで気分を上げる工夫をしてみてください。

4. 患者との関わりを楽しむ

看護師として患者と接する時間は非常に多いです。その時間を「楽しむ」視点を持つことが、仕事の充実感につながります。

  • 患者との会話を大切にする
    患者と話す中で、興味深い話や感動的なエピソードに触れることもあります。積極的に会話を楽しむことで、自分自身もリフレッシュできるでしょう。
  • 患者の変化に目を向ける
    患者の回復や笑顔を見ることは、看護師のやりがいそのものです。小さな変化に気づき、それを共有することで、喜びを感じられる場面が増えます。

5. スキルアップを目指す

新しいスキルや知識を学ぶことは、自信と楽しさにつながります。

  • 資格取得に挑戦する
    看護師のスキルアップには、専門的な資格を取得する方法があります。例えば、認定看護師や専門看護師を目指すことで、自分のキャリアの幅を広げることができます。

    病院によっては資格取得のために補助金を出してくれるところもあるので、病棟の管理者へ確認してみてください。

  • 研修や勉強会に参加する
    病院内外で行われる研修や勉強会に積極的に参加することで、新しい知識を得ると同時に、他施設の看護師との交流も楽しめます。

    「やらされている」と思って参加するのと、「我が学びにしてやる」と思って参加するのとでは大きな差があります。受動的ではなく能動的に!

6. オンとオフの切り替えを大切にする

仕事だけでなく、プライベートの時間も充実させることが重要です。

  • 趣味を楽しむ
    オフの日は、趣味に時間を使いましょう。読書、旅行、スポーツなど、自分がリフレッシュできる活動を取り入れることで、仕事への意欲も高まります。
  • 同僚とリフレッシュする
    信頼できる同僚と一緒に食事や飲み会を楽しむことも、仕事のストレスを発散する良い方法です。ただし、無理に参加する必要はなく、自分に合ったリフレッシュ方法を選びましょう。

7. ポジティブな考え方を持つ

仕事を楽しくするためには、前向きな思考を持つことが大切です。

  • 小さな成功を喜ぶ
    毎日の業務の中で、小さな成功を見つける習慣を持ちましょう。例えば、「今日もミスなく業務を終えられた」「患者さんから感謝の言葉をもらった」といったことを自分で評価するのです。
  • 失敗を成長のチャンスと捉える
    仕事で失敗してしまったときも、次回に活かすチャンスと考えましょう。失敗を必要以上に恐れず、前向きな姿勢で取り組むことで、仕事に対する楽しさが増します。

看護師として楽しく働くために避けるべきこと

楽しく働くためには、以下のような行動を避けることも大切です。

  • 過度な完璧主義
    仕事を完璧にこなそうとすると、必要以上にプレッシャーを感じてしまいます。ミスがあったとしても、すぐに修正できる柔軟性を持ちましょう。
  • 他人と自分を比較する
    同僚と自分の業務スピードやスキルを比較すると、ストレスの原因になります。それよりも、自分のペースで成長することを意識しましょう。
  • 愚痴ばかり言う
    ネガティブな発言は職場の雰囲気を悪くします。どうしても話したい場合は、職場外の友人や家族に相談するようにしましょう。

まとめ

看護師として楽しく働くためには、日々の業務の中に「楽しさ」を見つける工夫が必要です。やりがいを感じられる瞬間を大切にし、患者や同僚との関係を良好に保ちながら、自分のスキルやキャリアを充実させていきましょう。また、オンとオフの切り替えを意識し、プライベートも充実させることで、仕事へのモチベーションがさらに高まります。

最後に、自分自身の健康と幸福を第一に考えることを忘れないでください。それが看護師として長く楽しく働き続ける秘訣です。

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