看護師1年目にしかできない事があるの知っていますか?
ただでさえ、課題や看護技術など覚えることが多い新人看護師ですが、ある特権があるんですよ。
・1年目にしておかないとまずいことは?
・新人だからできることってなに?
という疑問を持っている新人さんに、この記事では、新人さんに必要な視点や新人さんだけが持っている特権についてお伝えしています。
大変な新人時代だからこそ、努力することで自信をもって今後の看護師人生を送ることが出来るようになるはずですよ。
看護師1年目に大切な視点
看護学校で実習を経験し、国家試験を合格したら、いよいよ看護師人生の始まりですね。
看護師になるということは、患者さんや自分自身を守るためにも、たくさんの知識が必要となってきます。
なので、配属された部署の専門分野についての勉強を頑張ってする必要がありますね。
プリセプターから課題を出されたり、日々の業務でも覚えることはたくさんあります。
頭の中は情報過多でパンク状態。
体力的にもめっちゃしんどい!
その中でも、特に新人看護師としての忘れてはいけない視点があるんです。
それは、何に対しても疑問を持つことです。
例えば、点滴中の患者さんがいたとします。
わ~。この患者さん点滴してるんだ~。へ~。
患者さんを見て、こんな感想を言う看護師嫌ですね(笑)
看護師としての観察点は、学生時代から色々と勉強してきたはずです。
・点滴の漏れ
・患者さんの全身状態
など、色々な観察項目があります。
しかし、その前に色々と疑問を持ってみましょう。
・どんな点滴を、どれくらいの量投与しているのか
・何日点滴しているのか
・どちらの腕に点滴をしているか
・何ゲージの針を使用しているのか
など、患者さんがどんな状態で、なぜその治療をしているのかという点に、疑問を感じることが出来たら、患者さんや治療について知りたくなってきますよね。
1つ1つの疑問を調べたり、先輩看護師や医師に教えてもらうことで、あなたの知識が増えていきます。
知識が増えるだけでく、あなたの自信に繋がっていくんです。
知識を増やすきっかけは、プリセプターが出した課題かもしれません。
しかし、あなた自身が疑問に感じ、あなたの意志で調べて、得た知識の方が深く印象に残るでしょう。
また、嫌々やる課題より、自ら知りたい!と思った方が、知る楽しさも感じることが出来ますよ。
ただ、患者さんに対して、疑問を抱いて関わるということは、新人さんだけでなく、ベテラン看護師にも必要なことです。
常に疑問を抱きながら患者さんと関わることで、異常の早期発見に繋がりますからね。
1年目の看護師だからこそ、すべてに疑問を持って行動すべき理由があります。
1年目だけが持っている特権
ベテラン看護師と新人さんの違いは多くありますが、新人さんだからこその特権があるんです。
それは、「新人さん=知識も経験も少ない」ということをまわりのスタッフが理解していることです。
え…。いきなり悪口?
ひどくない?
悪口ではないんですよ(笑)
知識も経験もないということは、悪い事ではありません。
誰でも初めは何も知らないし、経験を通して知識を得ることで、スキルが身についていきますからね。
では、知識や経験が少ない新人さんの特権とは何だと思いますか?
それは、新人のうちは先輩看護師や医師に、遠慮なく質問し放題ということです!
ただし、事前に自分自身で調べて、「ここまでは分かったけど、これは分かりません。」というように、あなた自身の努力も必要です。
教えてもらうということは、相手の時間を奪うことになりますからね。
これが、2年目や3年目になってくると、「こんなことを今更質問したらまずいかも…」と、気軽に質問できなくなってくるんですよ…。
職場によっては、「そんなことも知らないの!?」と意地悪を言ってくる看護師もいます。
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何年目でも、新たに疑問が浮かんでくるのは普通です。
質問したらいいんですが、自分の知識不足をアピールするようで、質問しにくくなってくるんですよね…。
1年目って、職場環境になれることだけでも大変なのに、勉強・日常業務・看護技術などやることがたくさんあります。
正直、かなりしんどい新人時代ですが、今後の看護師人生にも影響するくらい大切な時期でもあります。
看護の基礎について、まわりの目を気にすることなく、バンバン質問できるのは新人時代だけ!
・心電図モニターの見方
・患者さんの上手な更衣方法
・足浴はあんまりしない?
・入浴や清拭の回数は適切?
・患者さんの爪はだれが切る?
などなど、細かいところや優先順位の高くないところにも、色々と疑問は隠れています。
新人のころ、耳垢がすっごい溜まった患者さんがいたの。
気持ち悪いだろうな~と思って耳掃除したの。怒られたの。
「出血したらどうするつもりだ!」って。
確かに、リスクとか考えてなかった。やるべきこと、やってはいけないことの判断力もない。だから先輩を質問攻めにしたよ。(笑)
新人さんが「患者さんの耳掃除してもいいですか?」と質問したら、「耳って出血するリスクが高いの。出血したら耳鼻科に行く必要があるから、スタッフはしてはいけないとうちの病院では決まっているの。」と優しく答えられます。
しかし、3年目のナースに「耳掃除していい?」と聞かれたら、「え?出血リスクあるからダメよ。病院の決まり知らなかった?」ってなる可能性があるわけです。
※教えてない指導者側にも問題はあります。
同じ質問でも、新人さんに対しては、優しく教えてくれるスタッフが多いと思います。
この、新人時代=質問チャンスタイムをうまく活用して、基礎的なことを学んでおきましょう。
今後も看護師として働くことを考えると、たくさんのことに疑問を持ち、質問チャンスタイムをものにして、スキルアップを目指したいですね。
まとめ
課題が多くて、辛い新時代ですが、新人にだけ与えられた特権も存在します。
この特権をうまく活用して、不安を解消し、あなた自身のスキルアップを目指しましょう。
新人時代に努力した経験や得た知識は、その後のあなたの看護師人生に大きく影響します。
自信をもって看護師を続けたいなら、新人の質問チャンスタイムを無駄にせずバンバン質問していきましょう。
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