子持ち看護師が夜勤をするメリットとデメリットは?

看護師向け記事

看護師として働き、結婚・妊娠・出産を経験すると、気になるのは「夜勤」の話。

 

良いのか悪いのか、看護師は子供がいても夜勤が出来る職種です。

 

・子供がいても夜勤をしたい

・子供がいるから夜勤はしたくない

・子供がいたら夜勤どうすればいいの?

 

と、子育て中の看護師にとって、「夜勤」に対する考えはいろいろあると思います。

 

この記事では、子育てしながら夜勤をすることによるメリット・デメリットについてお伝えしていきます。

 

 

夜勤をすることのメリット

結婚出産し、子育てしながら、看護師として働いている方はたくさんいます。

 

その中には、子供がいても、夜勤をしている方ももちろんいます。

 

そんな私も、子供(4歳・1歳)を保育園に預けて夜勤をしていました。

 

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夜勤をするうえで、親にとってのメリット子にとってのメリットがあります。

 

まずは、親にとってのメリットからお伝えします。

 

親のメリット

親が感じるメリットについては以下です。

 

・収入をキープできる
・キャリアに傷がつかない
・病棟の戦力でいられる
・家も職場も両方が気分転換になる

 

1つずつ、簡単に解説していきます。

 

収入をキープできる

看護師の収入は、夜勤をどれだけするかにかかっていると言っても過言ではないでしょう。

 

夜勤手当の占める割合は大きいですからね。

 

育休明け、しばらく日勤だけの勤務をしていると、月の明細書を見てびっくりしました。

思ってるより、5万円以上少なくて!

稼ぐなら夜勤必須かも。

子供が生まれても、金銭面を考慮して夜勤を辞めたくない、辞められないという方は少なくないでしょう。

 

夜勤をすることで、収入が下がらないというのは、大きなメリットと言えます。

 

キャリアに傷がつかない

看護師としてのキャリアを重視している方もいらっしゃいますよね。

 

産休や育休を取得することで、一旦あなたの積み上げた看護師としてのキャリアがストップします。

 

育休後、あなたのキャリアは再スタートするわけですが、ここで出産前と同様の活躍・勤務をすれば、キャリアは継続されるでしょう。

 

出世や看護師としてのあなたの活躍に重きを置いている方にとって、産休前のように勤務することはメリットがありますね。

 

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病棟の戦力でいられる

日勤だけだと、戦力外かと言われたら、全くそうではないんですが、夜勤が出来る看護師の需要は高いですよね。

 

夜勤できるスタッフの確保が出来ていない病棟の場合、月に、1~2回夜勤に入るだけでも、喜ばれます。

 

夜勤時の患者さんの様子を把握しているスタッフが多ければ、ケアにもつなげることが出来ます。

 

家も職場も気分転換になる

子育てだけだと、息が詰まることもあります。

 

逆に、仕事だけだと、逃げ出したくなります。

 

子育てがつらいときは、仕事が気分転換に、仕事がつらいときは、子供が癒しになりますよ。

 

子育ても仕事も両立していると、頑張っている自分自身に満足感が出てきます。

 

では次に、子供にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

子のメリット

夜勤をすることで、子供にとってもメリットがあります。

 

・規則正しい生活が出来る
・友達と楽しく過ごすことが出来る
・子供のできることが増える
・親と過ごす時間がより大好きになる

 

規則正しい生活が出来る

出勤前に子供を保育園に預け、親は出勤します。

 

子供は、夕方まで友達と全力で遊び、栄養バランスの取れた夕食・朝食を食べ、20時ごろには就寝し、6時ごろに起床します。

 

我が家で過ごすより、規則正しいリズムかも(笑)

子供にとって、規則正しい生活が出来ることはメリットですね。

 

友達と楽しく過ごすことが出来る

保育園に通うということは、友達がたくさんできるということです。

 

同学年だけでなく、年上の子や年下の子ともかかわる機会も多くあります。

 

みんなでご飯を食べ、お布団をひいて、寝て、起きる。

 

お泊り保育のような感覚ですね。

 

子供自身にできることが増える

自宅だったら、急いでいるということもあり、親が着替えさせたり、ご飯を食べさせたり、手を出してしまいます。

 

保育園では、まわりが自分で食事をしていたら、子供自身も自然とまわりから学び、自分で食事を食べるようになります。

 

着替えも、できないながらも、自分で挑戦し、自分でできるようになりますよね。

 

保育園に通っている子は、生活力がより早く身に付きます

 

親と過ごす時間がより大好きになる

保育園で過ごす時間も楽しいものですが、やっぱり親と離れて眠る夜は寂しさもあるはずです。

 

なので、夜勤後の夜は、いつもより親子でくっついて眠ったり、たくさんお話してくれたりします。

 

「会えない時間が、愛、育てるのさ~♪」という歌があるように、離れている時間は寂しいですが、その分一緒に過ごす時間を大切にできます。

 

親にとってのメリット・子にとってのメリットについてお伝えしました。

 

では、逆にデメリットについて考えていきましょう。

夜勤をすることのデメリット

メリットもあれば、もちろんデメリットもあります。

 

実際に、私が感じていたデメリットについてお伝えしますね。

 

親のデメリット

 

・体力的にしんどすぎる
・寝る時間がない
・自分一人の時間がない

 

体力的にしんどい

夜勤って、子供がいなくても体力的にしんどいですよね。

 

まずは、子供がいない状態で夜勤をすることを想像してみてください。

 

その状態に、子供の保育園の送迎が加わります

 

プラス、保育園にお泊り用の荷物(布団、パジャマ、着替え2着、食事用タオル・エプロンなど)を子供の人数分持ち帰りが必要です。

 

もし、送迎が電車なら…考えるだけで恐怖ですね。

 

勤務前も勤務後も、荷物は大量になることが分かっていただけたかと思います(笑)

 

勤務後は、仕事後の疲れた体に、元気な子供の相手が待ってますからね。

 

子供がいながらの夜勤は、かなり、きっついものがありますよ~。

 

寝る時間がない

夜勤前は、多くの方は朝~昼に仮眠をとるでしょう。

 

子どもがいると、仮眠はほぼ取れません。

 

とれても1~2時間でした。

 

仮眠1時間でそのまま、出勤し、夜勤をこなし、大荷物を抱えて元気な子供と共に帰宅。

 

さて問題です。帰宅後は眠れるでしょうか?

 

答えは「いいえ」です(笑)

 

2日間まるまる睡眠をとれないこともありました…。

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リズムが狂いすぎて、頭がぽわぽわしていました。

 

自分一人の時間がない

子供が生まれたら、多くの母親が感じることですが、本当に自分一人で過ごせる時間がないんです!

 

仕事の時間以外はず~っと子供と一緒に過ごします。

 

子供がどんなに好きでも、気分転換できる自分一人だけの時間は必要です。

 

気分転換したいときは、保育園に延長保育を依頼することも可能だと思います。

 

たぶん、有料になってしまうと思いますが、保育園の延長保育をうまく使って、睡眠をとったり、マッサージや買い物に行くなど、あなたのリラックスできる時間を確保しましょう。

 

 

子のデメリット

 

子供にとってデメリットもあります。

 

・寂しい思いをする
・お泊りが嫌いになる
・精神的に不安定になりやすい?

 

寂しい思いをする

1番のデメリットは、「寂しい」ということですね。

 

小学生になった息子は、「ママの夜勤嫌いやったな~。寂しかったもん。寝られへんかった。」と言っています。

 

そりゃそうですよね。

 

幼稚園児が月に数回、母親と離れて寝泊まりするんですからね。

 

お泊りが嫌いになる

「お泊り保育」って楽しい印象がありますが、息子にとってのお泊りのイメージは「ママと離れて過ごす寂しい時間」です。

 

なので、おばあちゃんの家にお泊りなどは、「ママがいないとしない」と小学生になった今でも言います。

 

すっかりお泊り嫌いになってしまいました。

 

精神的に不安定になる?

親が夜勤をして、寂しい時間を過ごした子供は精神的に不安定になるでしょうか?

 

必ずしも、不安定になるとは限りません。

 

しかし、子供が感じている寂しさを親が理解し、一緒に過ごせる時間を大切にする必要があります。

 

もし、子供と一緒の時間を過ごさず、子供とのコミュニケーションをとらなければ、不安定になる可能性が高くなります。

 

逆に、「ママはこんな仕事をしているの。」「お泊りがんばったね。ありがとう。」「お泊りではどんな楽しいことをしたの?」とあなたの状況や感謝の気持ちを伝える事、子供の言葉を聞くとどうなるか。

 

幼い子供でも、あなたの状況や仕事を理解し、協力してくれる子になります。

 

子供は、思っている以上に親のことをよく見ています。

 

頑張っていたら応援してくれるようになるので、子供の気持ちも最大限に尊重して関わるようにするといいですね。

まとめ

子供がいても、看護師として夜勤をすることのメリット・デメリットについてお伝えしました。

 

メリットもあればデメリットもあります

 

人によって、感じ方も違うでしょう。

 

そんな中で、あなたが何を優先させて、何を選択するかを決定する必要があります。

 

この記事があなたの参考になれば嬉しいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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