更年期障害のナースは気分屋?まわりはどう対応すべき?

看護師向け記事

 

看護師のyukinoです。

看護師の世界は9割が女性です。

20代の新人さんから、60歳を超えて働いている方もいます。

その中でも、更年期障害を発症している方が職場にいる場合、まわりのスタッフが対応に困ることがあるようです。

更年期障害や、まわりの対応について、お伝えしていきます。

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更年期障害とは?症状は?

女性なら、今後誰もが経験する体の変化です。

まず、更年期とは、閉経前5年間と閉経後5年間の10年間のことを言います。

閉経は、生理がない状態が1年間続いたときに、月経が永久に終了したとみなされたことをいいます。

閉経の平均年齢は約50歳で、40代~50代後半で閉経する方が多いようです。

この更年期の間に、女性ホルモンであるエストロゲンが低下していきます。

女性ホルモンの変化によって、ほてりやホットフラッシュ、動悸などの症状が現れます。

しかし、生活に支障をきたさないレベルの方もいるんです。

生活に問題がないレベルの状態を、更年期症状と呼びます。

生活に問題をきたすレベルの状態を、更年期障害というのです。

更年期障害を発症する原因として、年齢や、生活環境、家族や職場の人間関係、育ってきた環境、元々の性格などが複合的に関係します。

更年期の症状って個人差が大きい印象があります。

更年期障害の症状についてお伝えします。

更年期障害の症状

身体的な症状として、

・ほてり
・ホットフラッシュ
・発汗
・めまい
・動悸
・頭痛、肩こり
・腰、関節の痛み
・冷え
・しびれ
・疲れやすさ

などがあります。

ホットフラッシュって、急に体が熱くなって、発汗したり、顔がほてったりするんですよね。

この症状がいつ起こるかわからない状況で、毎日を過ごすって、大きなストレスを感じてしまいそうです…。

しかも、身体的な不調も合わされば、つらい10年間になりそうですね…。

次に、精神的な症状は、

・イライラ
・情緒不安定
・気分の落ち込み
・不眠
・意欲低下

があります。

急に涙が出たり、疲れているはずなのに夜間眠れないなんていう状況もあります。

私の母も、「夜眠れない…」とよく話していました。

更年期が過ぎると、自然と落ち着き、今では元気いっぱいです。

ただ、1つ注意点があって、これらの症状が、本当に更年期障害であるのかを見極める必要があります。

更年期障害の症状についてお伝えしました。

身体的にも精神的にも、辛い状態であることが分かったと思います。

しかし、更年期障害のイライラを、職場に持ち込み、まわりのスタッフにぶつけるというのは違うと思うんです。

以前、「更年期障害の先輩が職場にいる。気分で言うことをコロコロと変えるのでどうしていいかわからない。出勤のたびに顔を合わせるのがつらい…。」と嘆く看護師がいました。

実際にいますよね。

気分で言うことを変える人って。

これが、更年期障害のせいか、元々の性格かはわかりませんが、まわりのスタッフに悪影響を与えていることには変わりありません。

更年期になっても、イライラをまわりにぶつけるような人になりたくない…
そうなったら、退職しよう…

更年期障害の治療として、医療機関を受診し、しっかりと問診をしてもらいましょう。

状態によっては、薬剤に頼り、治療を行うようです。

先ほどもお伝えした通り、生活に支障をきたす状態を更年期障害というので、仕事を継続することは難しい状態の方もいるのかもしれません。

生理休暇や更年期障害休業なんて制度があればいいんですけどね。

精神状態や生活リズムを整えるため、まわりのスタッフへ悪影響を与えないためにも、職場を離れるという選択肢を持っておく必要もありそうです。

看護のお仕事

まわりはどう対応すべき?

難しいのは、まわりがどう対応すべきかですよね。

正直言うと、イライラをまわりに当たり散らす人、気分で意見をコロコロ変える人とは、一緒に働きたくないです。

しかし、人には様々な理由があります。更年期障害もその一つですね。

私だって、イライラすることもあるし、ミスをしてまわりに迷惑をかける事だってあります。

なので、ある程度は、許容するべきなのかな~と思います。

ある程度の迷惑は、お互い様。
…常識の範囲内ですけどね。

今回の問題は、日常業務に支障をきたすレベルの迷惑をかける人がいる場合です。

こういう場合は、所属長や上司に相談しましょう。

このとき、悪口にならないように注意したほうがいいですね。

「気分によって意見が変わること」、「イライラをまわりにぶつけていること」など、事実のみを伝えましょう

所属長が聞いてくれないなら、部長へ、それでもだめなら転職です。

適切な業務が出来ていない状況をきちっと管理できず、原因が分かっているのに対処しない病院なら、その状況はずっと変わりません。

病院が適切な対応をしてくれることで、私たちは患者さんのために看護をすることが出来るんですからね。

更年期障害のスタッフへの対応は、ある程度は許容、害しかない場合は上司へ相談、それでもだめなら転職を!

まとめ

更年期障害は今20代の方でも、いつかは自分もなる可能性があることです。

その時にならないと、実際のしんどさは分かりませんが、更年期障害によって業務に支障をきたすなら、現場を離れるべきかもしれませんね。

まわりのスタッフとしても、病棟に一人気分屋のベテランナースがいたら、どう対応すべきか困ってしまいます。

直接言うことでトラブルになりかねないので、上司を頼りましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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