看護師に不向きと教員から言われた…本当に看護師になって大丈夫?

これから看護師を目指す人向け記事

看護師のyukinoです。

看護学生の皆さんは、過酷な状況の中、本当に頑張っていると思います。

介助やコミュニケーション、記録など大変なうえに、恐い指導者とくれば地獄ですよね。

そんな、身体的・肉体的にきつい中で、「看護師向いてないんじゃない?」なんて言われたら、心が折れてしまいます。

教員から、看護師に向いてないと言われて、看護師になっていものか悩みますよね。

私もその一人でした。

看護師に不向きと言われた時のエピソードや、実際に看護師になってどうだったかについてお伝えしていこうと思います。

教員に言われたショックな言葉

私が看護学校3年生の実習真っただ中のときの話です。

慢性期の実習で、循環器内科に実習へ行きました。

担当教員はもともと、ある病棟の主任をしており、かなり怖いと有名な人でした。

主任時代、申し送りの紙に書かれた字が読みにくかったら、「何書いてるかわからなーい。こんなのいらなーい。」とぽーいと捨ててしまう現場を見た学生がいました。

性格は悪めですよね(笑)

教員になってからは、学校内では気さくで優しい一面もある、とてもいい教員でした。

しかし、実習となると看護師の血が騒ぐのでしょうか、指導者と一緒にできていないところをめっちゃ指摘してきます。

出来ていない私も悪いのですが、指導されたところを、言われたとおりに修正してもダメでした。

3週間ある実習の2週目が終わるころに、「あなたの看護記録は、ただの日記。全然アセスメントできてないの。根拠が薄いし、病状を理解できているかわからない。あなたに看護される患者さんはかわいそう。あなたが看護師になるのはリスクが高すぎる。」と言われました。

睡眠時間削って、色々調べて、一生懸命書いた記録が日記か…

私、患者さんのアセスメントしていたつもりが、日記書いてたのか…

夜、寝る間も惜しんで、日記書いてたのか…

あれ?アセスメントって何?もう、考え方も書き方も何もわからない!ってなりました(笑)

実は、この慢性期の実習は、8クールある中の6クール目の実習でした。

それまで合格してきた5個の実習記録も日記だったのか?

記録の書き方や内容について、特に注意されたこともなかったので、今までしてきたことは何だったのか何だったのか…

もう迷宮入りです。(笑)

看護記録と思って書いてきた内容が日記と言われたら、もう何も書けないですよね。

書き方とかを指導してくれるわけではないし、根拠と思って書いていたことが根拠じゃなかったんですから…(指導してほしかったな…)

慢性期は再実習確定となり(笑)、クリスマスは病棟で過ごしました。

いい思い出です。

その後、「私のアセスメントは日記」という言葉が、頭から離れませんでした。

看護師になってからも、ずっと自信を持てませんでした。

看護師になって、やっていけてる?

急性期では働けないと評価されたのでしょうか、配属は慢性期の病院でした。

患者さんは、病状は落ち着いているけど、寝たきりで介護量が多く、自宅へ帰ることは困難な方が多かったです。

なので、急性期と比べたら医療度は低かったです。

医療処置としては、バルン管理、人工呼吸器管理、点滴、採血、吸入、褥瘡処置、創処置、胃ろう管理などが一般的でした。

しかし、慢性期には慢性期の看護があるので、必死になって看護技術を覚えました。

そして、日記と言われた記録ですが、うざいくらいにいろんな先輩にチェックしてもらいました。

事前に先輩に「学生のころ記録を日記と言われたことがあって、不安しかないです。」と伝えてから、チェックしてもらうことで、適切なケアが出来ているか、アセスメントが出来ているかを指導してもらいました。

配属された病棟は、とても人間関係がよく、先輩にたくさんアドバイスやフォローしてもらいました。

でも、新人教育があまり確立されていなくて、自分から質問したり、技術的なものを教えてほしいと言わないと、何も学ぶことがないままスルーされてしまうので、必死でしたね。

でも、質問したら優しく教えてくれるので、何とかやっていけました。

今までに特に大きなミスをすることもなく、無事に看護師を続けています。

慢性期病棟、地域包括ケア病棟、老健、デイサービスなどで働きましたが、とても楽しく看護師してますよ。

看護師になって老人がとても好きになりました。

認知症老人もどんとこいです。

たぶん、新人から急性期でバリバリ最先端医療について学びながら、看護していたら続いていないと思います。

学生時代に「リスクが高い看護師」というレッテルを貼られたことで、私に合った環境を見つけることができ、楽しく看護をしています。

そう思うと、恐い教員の私への評価は適切であったと考えられますね。

自分の能力に自信がない。現在学生で教員に「看護師に不向き」と言われた。看護師としてやっていけると思えない。と悩んでいるあなた!

大丈夫。

1回看護師になって、働いてみたら看護師に向いているか、不向きかわかります。

とりあえず、看護師の資格は取るべきです。

国家資格ですからね。どこでも働けるし、ある程度の給料も得ることが出来ます。

私のように、最初の配属で自分に合った看護が出来るかもしれないし、転職を繰り返すことで自分に合った看護が出来る場所を見つけることが出来るかもしれません。

一人の教員の一言で、精神的にガツンと来るものがありますが、あなたを必要としている人が必ずどこかにいます。

とりあえず、看護学生は今の実習を乗り越えて、国家試験に受かってください!

看護師の資格を持っているだけでも、あなたの人生において損はないですから。

まとめ

学生で「看護師に不向き」と言われようが、気にせず看護師になってしまいましょう。

急性期の最新の医療に魅力を感じるかもしれない、在宅で療養している人に寄り添いたくなるかもしれない、小児科で子供たちが元気になるお手伝いをしたいと思うかもしれない。

あなたには無限の可能性が秘められていますよ。

自信は後から付いてきます。

そのために今できることだけを見て、やっていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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