看護実習で指導用パンフレットの例は?

看護学生向け記事

看護師のyukinoです。

看護学生は実習で、患者さんに指導を行わないといけないときがありますよね。

あれって、結構難しいですよね。

私も、学生のころ、何を書けばいいの?ということで悩みました。

そこで、患者さんの指導用パンフレットには、どのようなことを記載するといいかということについてお伝えしてこうと思います。

参考になればうれしいです。

実習で指導ってなぜ必要?

「指導」って難しいですよね。

患者さんが抱えている、疾患についてや生活上の注意点などを、患者さん自身が理解していないと、病状が悪化する場合があります。

「病気を抱えながらも、悪化しないように、退院後も生活できるようにするために、正しい知識と注意点を患者さんに伝える必要があるんです。」

これが、指導を行う目的になりますね。

指導は、看護師になってからも日常業務として行っています。

口頭で伝える場合もありますし、パンフレットを用いて指導する場合もあります。

患者さんやご家族が理解できればいいので、患者さんの理解度、認知度などの情報収集をしておく必要がありますね。

患者さんに認知症があり、自己管理できないようであれば、ご家族に向けて指導するという選択も正しいと思います。

私も学生のころ、60代の男性(独居)で胆嚢炎の患者さんを受け持ち、「退院後の食事についての不安」や「病気についてよくわからん」という発言があったので、胆嚢炎についてと退院後の食事についての注意点について指導しました。

医療的な知識がない人に、病気の説明をすることって難しいですね。

難しい言葉、医療的な言葉を使うと、理解できませんもんね。

なので、使用する言葉や表現は、わかりやすいように気を付けました。

また、独居の男性ということで、食事を作るのは、患者さん本人になります。

お肉や油を控えることを伝え、簡単にできるレシピなどを数点調べて、お渡ししました。

患者さんの反応は、薄かったですが(笑)、パンフレットにして渡すことで、気になった時に見返すこともできるので、指導は成功ってことにしました。

友達は、禁煙を守れない患者さんに、たばこの害についてや、禁煙する必要があることを指導していました。

ただ、友人も喫煙者だったので、指導しにくかったそうです。(笑)

では、具体的に、指導に用いるパンフレットには何を記載すればいいのでしょうか。



指導用パンフレットには何を書けばいい?

まずは、「患者さんの疾患について」書く必要があります。

患者さんの体で何が起こっているのかを、意外と患者さん本人は理解できていないことが多いんです。

なので、絵を用いて、できるだけ簡単な言葉で、「患者さんの体でこんなことがおきているんですよ」ということを書いていきましょう。

文章は、小学5年生が理解できる感じを意識すると、伝わりやすいですよ。

患者さんの体で起こっていることを、説明したら次に指導したい内容を書いていきます。

指導したい内容と言ったら、「塩分制限必要性」「禁煙」「危険肢位」「水分制限」「血糖値について」「子育てについて」などが思いつきますね。

疾患について説明したら、指導したい内容について繋げることが出来ると思います。

例えば、「心不全とはこういう病気です。悪化させないためには、注意しないといけないことがあります。それは、水分とりすぎです。水分を取りすぎると心臓に負担がかかって、またしんどくなりますよ!家で安全に過ごすためには注意点を守りましょう!」

という流れで、パンフレットを作成するといいと思います。

心不全なんて、注意点がいっぱいありますよね。

パンフレットにはとりあえず、注意点をたくさん書いていいと思います。

ただ、実際に指導するときに、すべてを読み上げてしまうと、何が1番言いたいのかわからなくなるので、「他にも注意点があるのですが、あとで目を通しておいてください。」と伝えるといいと思いますよ。

パンフレットは、疾患を理解してもらうことと、状態を悪化させないための注意点を伝える役目があります。

それを意識して、患者さんに必要な内容をプラスすることで、個別性が出てくると思います。

記録で大変で、パンフレット作製に時間を使うのはとてもしんどいと思いますが、頑張ってください!

まとめ

実習でのパンフレットの必要性、何を書けばいいかについてお伝えしました。

学生さんからもらったパンフレットは、患者さんは大切そうに持って帰っています。

指導することは、大変ですが、あなたの気持ちは伝わているので、心折れずに頑張ってくださいね!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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