看護師のyukinoです。
看護学生ならわかる悩みの一つだと思います。
実習先の指導者さんが恐いと、ただでさえ大変な実習が、さらにつらいものになりますよね。
私の勤めていた病院にも実習生がたくさん来ました。
そこで、実習生を受け入れる側の看護師の視点で、色々とお伝えしていこうと思います。
実習先の指導者ってどうやって決まるの?
指導者といっても、誰でもなれるというわけではありません。
実習指導者講習という講習を受け、きちんと勉強した看護師だけが、実習指導者になれます。
自分からすすんで「指導者になりたいです!」という看護師は少ないと思います。
なぜなら、普段の業務に加えて、学生を受け入れる準備(どんな疾患のどの患者さんが学生向きか考えたり、患者さんや家族への説明、同意をもらうなど)や指導する立場ですから、勉強もしなければいけないからです。
簡単に言うと、仕事が増えるんです。
じゃあ、どういう人が指導者になっているかというと、純粋に学生の指導をしたい!という人と、上司に言われて仕方なく指導者講習を受け、指導者になる人がいます。
でも、学生にはしっかりと看護について学んでもらって、看護師になってほしいという気持ちがあるから、学生を受け入れています。
指導者になりたくてなった人と、別になりたくないけどなっちゃった人がいるわけです。
指導者ってなんであんなに恐いの!?
私も学生のころ経験しました。
恐い指導者って、悪魔ですよね。
顔を見るだけで、動悸がするレベルですもんね。
逆に、天使みたいにすごく優しい指導者もいますよね。
この差はいったい何なのか?
はっきりとは、私にもわかりません。
たぶんですが、指導者自身の生活のリズムが崩れていて、とても疲れているのではないでしょうか。
学生を受け入れるということは、学生が来ている期間は日勤になります。学生が休みの土日で夜勤に入り、月曜が日勤だったら体力的にきついと思います。
いつ休んでいるんでしょうか。
それに夜勤をしないと、給料がかなり下がりますからね。
想像してください。学生もつかれているのはわかっていますが、普段の勤務で指導者自身もつかれています。
そんな状態で優しく、天使の笑顔で学生に接することはできるでしょうか。厳しいかもしれません。
勤務が体力的にきつくなかったり、1つの病棟に指導者が数人いるなど、指導者に余裕があると、その病棟の指導者は優しくなれるんだと思います。
イメージ的に穏やかな病棟の指導者は優しくて、病棟がばたばたしている病棟の指導者は恐くないですか?
病棟の看護師に余裕があるか、ないかで、指導者の恐怖レベルが大きく変わってきます。
あとは、学生さん自身に問題がある可能性もありますよ。
例えば、前日に受けた指導の内容を記録に反映できていなかったり、病棟実習中の態度が悪かったり…
病室に座り込んで、受け持ち以外の患者さんとずっと話している子とか、食堂でグループ3,4人集まって長い間盛り上がってる、という場面を見たことがあります。(滅多にいませんけどね!)
グループ内で連絡事項があるのはわかります。
盛り上がったり、長時間話すのはやめたほうがいいですよね。
そういい場合もあるので、指導者がどんな指導をしたのか。
なぜ、その指導をされたのか、を落ち着いて考えてみてください。
そして、わからなくても、自分なりの考えを指導者にぶつけてみてください。
看護は答えのない問いが多いです。逆に考えると、答えがたくさんあっていいってことです!
様々な視点から考え、その考えを発表することこそ重要です。
学生なんだから間違えてもいいです。どんな根拠があったから、どのように考えて、どんな答えを出したのかが大切です。
しっかり考えて向き合ってくれる学生の努力を無駄にするような指導者はいないと信じたいです。
まとめ
看護学生の恐怖の対象実習指導者のお話をしました。
恐い指導者も、優しい指導者も学生の皆さんが、看護師になって活躍できることを願っています。
指導者と合わなかったら、学校の先生やグループメンバーがいるはずです。
しっかり相談し、たくさん考え、ぶつかっていってください!
いつか一緒に働ける日を楽しみにしています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント
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