看護師の転職率は高いです。
転職の際に必ず行われるのは、面接ですよね。
・自分のアピールポイントがわからない。
・ただただ自信がない。
という方に向けて、この記事を書いています。
この記事を読めば、面接での対応方法やあなたのアピールポイント、アピールの仕方について、理解できると思います。
面接での対応
「面接」という言葉を聞くだけで、ドキッとしてしまいませんか?
人生で、面接を受ける機会は、そんなにないので無理はありません。
では、面接が苦手に感じる理由って何だと思いますか?
面接が苦手な理由は?
面接を苦手に感じる理由はいくつかあります。
・聞かれたことに、正しく答えられるか不安
・志望理由が明確ではない
といったことが、面接を苦手と感じさせる理由です。
ということは、面接するための対策をとることで、苦手意識が薄くなります。
そして、本来のあなたを病院に知ってもらうことが出来ます。
なので、面接前には、自分自身を振り返ることや、就職希望の病院について、調べておく必要がありますね。
何を聞かれることが多い?
全ての病院が同じ質問をするかといえば、違いますが、雇う側として知っておきたいことは、だいたい同じです。
・あなたの人物像
・看護師を目指した理由
・理想の看護師像
・退職や転職の理由
・志望動機
・配属希望
・結婚や出産への考え
自己紹介って言っても、何をどこまで言えばいいの?
言うべきことと言わない方がいい事もよくわかんない。
自己紹介
自己紹介で話す内容は、
・看護体制
・看護研究
・リーダー業務
・勤務経験(何科で何年勤務したか)
あなたが、どんな環境でどれくらい働いたことがあるのかを知りたいんです。
そっか!
雇う側はできるだけ、経験豊富で能力の高い人を雇いたいもんね。
なので、「2交代の病院で、夜勤は月に5回していました。」
「日勤の時はリーダー業務をして、病棟業務が円滑に進むよう努めていました。」
という感じで、私は前の病院ではこんなことしてて、能力ありまっせ!ということを伝えるといいですね。
人物像
あなたの性格や長所・短所を相手に伝えるんですが、いいイメージを持ってもらいるよう伝えましょう。
いいイメージとは、「この人と一緒に働きたい!」と思ってもらえることです。
「一緒に働きたい人」「一緒には働けない人」っているね。
話しやすい、優しい、連携とりやすい、フットワーク軽い
そんなイメージを持ってもらえるよう話すのね!
例文1
「人と話すのが好きなので、コミュニケーション能力活かして、医師や薬剤師などの多職種との連携をとれます。」
例文2
「何かに集中すると、視野が狭くなることがあるため、日ごろから視野を広く持てるよう心がけています。」
看護師を目指した理由
看護師を目指した理由は人それぞれですよね。
10人看護師がいたら、10通りの理由があります。
どうして看護師になったのかについて、思い出しておくといいですね。
理想の看護師像
理想の看護師像も、人によって違いますよね。
今一度考えてみてください。
就職希望の病院の募集理由と合うような内容を伝えられるといいですよね。
例えば、呼吸器内科の募集だったら、「呼吸療法認定士の取得を目指しています。」と伝えたら、好印象ですよね。
老健だったら、「高齢者に寄り添う看護がしたいです。」という理由が合いそうですね。
退職・転職の理由
退職・転職の理由は、金銭的なものだったり、人間関係だったり、あまり言いたくない・言わない方がいい内容が多いと思います。
なので、スキルアップを目指して、転職することを決めたと伝えたほうがアピールになります。
正直に、「給料が低すぎたから!」とは言わない方がよさそう。「別の場所で、新たな知識を学んでみたかったから」というのは好印象かも。
志望動機
志望動機も、給料がいいから!待遇がいいから!と、思った通り伝えるのではなく、
・循環器内科での経験を積み、スキルアップしたい
・終末期の患者さんの身体だけでなく、心のケアもしたい
・在宅復帰する患者さんのサポートがしたい
など、あなたがお金や待遇以外に、魅力を感じた部分について、伝えるようにしましょう。
配属希望
配属希望は、きっちりと伝えておきましょう。
しかし、病院側の都合もあるので、100%希望通りの配属になるとは限らないので、注意が必要です。
結婚・出産について
女性である限り、結婚、妊娠、出産の可能性があります。
あなたなら、「妊娠したらすぐ辞めまーす」と面接で話す看護師を雇いたいと思いますか?
思いませんね(笑)
できるだけ、長く勤めてもらいたいと思いますよね。
なので、結婚や出産についての考えを問われたら、「両立していきたいと考えています。」と答えるのが無難でしょう。
実際はわかんないけどね!(笑)
その時の状況によって、どうするべきかは変わってくるもんね。
対策をすれば不安は減るよね!
さあ、長々と書いてきましたが、だいたいどんなことを聞かれるのか、どう返答すべきかは、何となくわかりましたでしょうか?
面接を目前に控えているのでしたら、一つ一つじっくりと考えて、どう答えるかを決めておくと、不安は軽減されると思うので、活用してください。
ここまで読めば、一般的な面接の対応は大丈夫!
ここからは、自分自身のアピールポイントの見つけ方についてお伝えしていきますよ~。
・アピールポイントが分からない
・アピールすることなんてないよ…
という方は、このまま読み進めてくださいね~。
あなたのアピールポイント
面接でアピールするってどういうことかというと、あなたの魅力を初対面の相手に伝える事です。
自分の魅力を相手に伝える!?
そんな…私の魅力って?自信ないよ…
あなたの魅力を1番知っているのは、あなたです!
ちょっと「あなたの今まで」について、考えてみましょう。
あなたの経験は?
私の場合だと、経験をざっくり書くと看護師歴6年、慢性期、地域包括ケア、デイサ、老健で働いたことあり…これくらい。
私って、経験ないな…しょぼい看護師なのか…
余計に自信消失…
ちょっと待って!あなたの経験は、もっとあります。
もっと細かく考えていきましょう。
慢性期と言っても、毎日いろんなことを患者さんのケアとして行っています。
それをすべて、紙にかき出してみてください。
例えば、慢性期では、採血・ルート確保・点滴・吸引・吸入・人工呼吸器管理・看取り・エンゼルケア・入浴介助・おむつ交換・清拭・トイレ介助・車いす誘導・歩行器介助・見守り・食事介助・水分にとろみをつける・摘便・認知症対応・コミュニケーション・内服介助・夜勤…
もっと、もっと、日常業務で行っていますよね。
そのすべてがあなたの経験です。
あなたが普段、当たり前に行っていることは、簡単に手に入れた技術じゃなくて、あなたの努力で得た技術です。
思いつく限りのあなたの経験・能力を紙に書きましたか?
あなたには魅力がいっぱいなことに、改めて気が付きましたか?
看護師になる前のあなたと比べて、あなたの能力の高さに驚きませんか?
確かに…
私って意外とできる事あるやん。
これが私の魅力か~。私ってステキ!
あなたにできることは?
あなたにできることは、あなたが思っている以上にたくさんあることに気が付きましたか?
病院の中で、他の看護師と比べられたら、「私なんて全然だめだ…」と自信を持てないかもしれません。
しかし、他者と比べる必要はないですよね。
比べるなら、過去の自分!
日々、成長している自分自身を認めてあげましょう。
誰もほめてくれないなら、自分で自分を褒めてやろう。
私にできることは、たくさんある。
アピール方法
あなたのできる事、魅力に気がついたら、それをあなたの強みとして、面接で伝えたらいいと思います。
自分をアピールすることは、あなた自身があなたの魅力に気付き、認識すること!
そのためには、先ほどお伝えした通り、今までの経験・技術を書き出すといいですよ。
あなたが当たり前だと思っていることも、一般的には当たり前じゃない場合がほとんどですからね。
排便コントロールとか摘便とか
当たり前のようで、当たり前じゃないでしょ?
あなたの魅力に惚れさせて、理想の職場への転職活動を成功させましょう!
まとめ
転職の際に必ず行う面接について、お伝えしました。
しっかりと対策をすることが大切ですので、面接を機会と考え、自分自身の見直しや自信に繋げていきましょう。
あなたがあなたの魅力に気付いたら、看護師としても、その他の職業でも楽しく活躍できるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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