看護師が妊娠したら?体調管理や勤務はどうすればいい?

看護師向け記事

看護師のyukinoです。

看護師として働いている女性は、妊娠した時、どうすればいいかご存知でしょうか。

同僚や先輩が妊娠し、産休育休に入っていく姿を見送ることはあっても、経験していないひとからしたら、想像しかできないことですよね。

私は、就職1年目と5年目で妊娠・出産を経験しました。

この経験をもとに、妊娠したらまずすることや体調の変化にどう対応すればいいかについて、お伝えしていこうと思います。

1番大切な体調管理はどうすればいい?

「生理がこない…妊娠したかも!」と思ったら、ドキドキすると思いますが、すぐに検査してください。

検査薬は薬局ですぐに手に入りますからね。

検査して陽性だったら、病院へ行って妊娠してます!と確定診断してもらいましょう。

そして、職場への報告は、1番に病棟師長へ!

私の場合は、別のスタッフが「YUKINOさん妊娠したっぽいよ。」と師長へ噂を伝えてしまい(体調不良が続いてたので、もしかして…と噂されていた)、直接報告するのが遅れたんです。

すると、どうなったと思いますか?

マタハラが始まりました。

プライドの高い師長でしたからね、1番に報告されないのが許せなかったんだと思います。

私が発言すると、「何か言ってるで、この妊婦。」と師長に言われる日々を過ごしました。

私のようにならないように、報告は1番に師長にしてくださいね。
師長の立場の方は、部下に優しく接してあげてください。

次に、妊娠すれば、体に様々な変化がおきます。

妊娠8週~14週が、つわりのピークです。

つわりって軽度な人はいいけど、重度な人は仕事なんてできませんよ。

私は、じっとしていると、吐きそうだったので、常に動いていました。

他にも、ある特定の物のにおいで、オエッてなったり、歯磨きしている人を見てオエッてなったり、老人の入れ歯見てオエってなったり、起き上るだけでオエッてなることもあります。

そして、常に体はだるいです。

あとは、頻尿になるし、便秘にもなるし、腰痛、むくみ、切れ痔、お腹の肉割れ、など、本当にたくさんの体の変化があります。

考えてみてください。

体は常に風邪をひく前のような状態、頻尿、便秘、切れ痔のコンボ、腰は痛いのに足はむくんで重いんです。

体調に関しては、絶好調の日がなかったように思います。

しかし、我々看護師は、責任感と我慢強さがあります。

そのため、「体はだるいけど、出勤しなきゃ…」「他のスタッフに迷惑をかける…」という想いが強くなり、無理して出勤する方が多い印象です。

つわりがきついとき、体調がおかしいときは、赤ちゃんからのSOSかもしれません。

私も、仕事の時は気力で乗り切っていましたが、休みの日や仕事終わりは、動けなくなることもありました。

なので、休むことも必要です。

というより、休むしかないです。

1番大切なのは何かを考え、体調優先で行動するようにしましょう。

実際、妊娠中期に不正出血があったのに、病院へ行かず仕事を優先し、赤ちゃんに会えなくなった看護師もいました。

そうなったら、自分自身を一生許せないと思いませんか?

同僚や先輩に迷惑をかける…という気持ちはある程度必要かもしれませんが、みんな代わるがわる妊娠出産を経験していきます。

あなたが妊娠したら、あなたの番ということで、まわりに甘えることも大切です。

その代わり、別のスタッフが妊娠した時は、ばっちりフォローする側になりましょう!

女性社会である看護師。支え合いが不可欠です。

自分自身で、体調管理もしますが、無理な時は休む勇気を持っておきましょうね。

では、勤務はどうなるのでしょうか。

勤務はどうなるの?

勤務については、師長と相談するしかないんですよね。

基本的に、日勤中心の勤務となることが多くなるかと思います。

または、日勤、遅出、早出シフトのローテーションですね。

しかし、日勤ばかりが続くのも結構しんどかったりします。

夜勤はどうなるのかというと、法律的に、雇い主は、妊婦に夜勤をさせてはいけないという決まりがあります。

まあ、色々な事情で、夜勤をしている看護師はいますけどね。

私も、金銭的な理由と夜勤が好きだったので、妊娠7か月まで夜勤していました。

ただ、妊娠していなくても夜勤後って、足パンパンだし、フラフラになりますよね。

妊娠していたら、その疲労感とか倦怠感、足のむくみが倍増です。

私は、むくみで歩くのが困難になるレベルになったので、妊娠7か月で師長に「もう夜勤無理です。」と伝え、免除してもらいました。

病院によっては、人手が足りなくて、「もう少し頑張ってほしい。」と言われることもあるかもしれません。

しかし、無理なものは無理としっかり伝える勇気を持ちましょう。

赤ちゃんを守れるのは、ママだけですからね。

「赤ちゃんに何かあったら、どう責任取ってくれるんですか?」と笑顔で師長に伝えましょう。

また、長年働いている病棟の場合、消費できていない有給休暇がたっぷりとある方もいるのではないでしょうか。

育休明けのことも考えて、少しは残しておいた方がいいと思いますが、有給を消化し産休を少し早めにとるという手段もあります。

この辺は、師長との交渉になってくると思います。

理解のある師長なら、休ませてくれるかもしませんが、理解がなければ、戦うことになるでしょう。

本当に体調不良の場合は、病院で診断書を書いてもらう方法もあることを知っておいてください。

あとは、母子手帳の後ろの方に、母子健康管理指導事項連絡カードというページがあります。

ここには、妊婦にどの様な症状があるかということや、勤務時間と短縮、休業などをする必要があるということを指導しましたよ~という内容がチェック方式で記載されています。

このページに主治医に記載してもらい、病棟へ提示することもできますので、知識として知っておいてくださいね。

まとめ

看護師として働いていて妊娠したら、師長へ報告、体調管理、無理はせず赤ちゃんを1番に考えて行動しましょう。

休むことも大切です。

また、体調を見つつ、初めての妊娠の場合は、夜勤はしない方がいいと思いますよ。

赤ちゃんを守れるのは、ママだけです。

無理のない状態で、マタニティライフを過ごせるよう、考えて行動しましょうね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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