看護師のyukinoです。
みなさんは、看護観について、学生や新人のころに考える機会がたくさんあったと思います。
しかし、忙しい日々の中で、看護観について振り返ることは少ないのではないでしょうか?
また、学生さんや新人さんは、自分自身の看護観というものが、あいまいだと思います。
看護観って何だっけ?
看護観とは、簡単に言うと、看護師として患者さんにどの様な看護を行うかということですね。
看護師10人いれば、10通りの看護観があるでしょう。
私自身の看護観は、「患者さんに寄り添う看護をしたい」というものです。
この考えになったのは、看護師を目指そうと思った、中学2年生の出来事がきっかけです。
私の祖母が、自宅で倒れて、救急搬送されたことがありました。
この時、中2の私は、ただ見ているしかできなかったんです。
何もできなかったことが悔しくて、恐くて、看護師になろうと決めました。
看護師になるきっかけが、在宅で生活している老人(祖母)を支えたい、というものだったので、在宅医療が好きですし、患者さん目線で物事を考えられる看護師になりたいと思っています。
患者さん目線で、患者さんに寄り添った看護をするために、気を付けていることがあります。
②私の考えも伝える
③最善の方法を一緒に考える
この3つです。
患者さんには、患者さんの考えや希望がありますが、医療者としてその希望が可能かどうかを伝える必要があると思っています。
あとは、患者さんが知らない情報について、こちらから情報提供しますね。
そして、患者さんの話を傾聴し、できる限り尊重することで、お互いに歩み寄り、最善の方法をとることが出来ます。
こんな感じで、患者さんとの関係を築きつつ、看護師をやってきました。
時々、話が通じない患者さんやご家族もいますが(笑)、ほとんどの患者さん・ご家族は、コミュニケーションをとることで不安の解消などが出来て、笑顔で退院されます。
自分自身の看護観・信念で、患者さんに関わり、いい結果になった時は「よしっ!(ガッツポーズ)」という気持ちになりますし、やりがいを感じますよね。
あなたの看護観は、どんなのですか?
その看護観を活かすために、気を付けていることは何ですか?
この記事を読んだことをきっかけに、1度考えてみてください。
そして、もしよければ、コメントで教えてください!
気楽にコメントお持ちしております。
この看護観って、あなたが看護師として働くための根本だと思うんです。
看護観は日々変化する?
看護観って、看護師として働く現場によって、変わってくると思います。
例えば、ICU勤務の看護師だったら、患者さんの小さな変化・異常に早期に気付くことが必要な現場ですよね。
そのような現場で働いていたら、観察・アセスメント・判断力をフル活用させ、多くの命を救う!というのが看護観になるのかもしれません。
また、終末期病棟だったら、患者さんらしく最期を迎えられるような関わりをするという看護観になりそうですね。
看護師として働いていく中で得る経験から、看護観はうまれてきます。
また、月日が経つとともに、少しずつ変化するものなのかもしれません。
しかし、看護師の仕事は、毎日忙しいですよね。
それに、不規則なシフトが多いので、毎日ふらふらになって働いている方もいるでしょう。
そんな中で、看護観って考えるのは難しいですよね。
自分自身の看護観が分からなくなったら、どうして看護師として働いているのか?やりがいって何?という考えになってしまいます。
働いている理由ややりがいが分からなくなってしまったら、一度、あなたの看護観について考えてみてくださいね。
まとめ
看護観とは、看護師として患者さんにどんな看護をするか、ということでしたね。
どんな看護をするか?ということは、あなたがどうして看護師として働いているのかということに繋がってきます。
今一度、あなたの看護観について振り返ってみてください。
そして、今の職場があなたの看護観に合っていなければ、あなたの考えに合う職場を考えてもいいと思いますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント
[…] 看護師はそれぞれ看護観を持っていますよね。 看護観って何だっけ?忙しいけど忘れないで! […]