受け持ち患者さんが亡くなった…こんなときどうする?

看護学生

看護師のyukinoです。

看護師として、疾患を抱えた患者さんと関わるということは、「死」のリスクがあるということを理解しておかなければなりません。

患者さんによって、前日まで元気だったのに、いきなり亡くなるなんてこともあります。

特に仲良くしていた患者さんだったら、精神的にダメージを受けることがあります。

そんな時、どうすればいいのかを、私の経験を通してお伝えしていきたいと思います。

受け持ち患者さんが亡くなったら

私は学生のころ、幸いなことに受け持たせていただいた患者さんで、亡くなった方はいませんでいた。

初めて、患者さんの死を目にしたのは、新人のころです。

その患者さんは脊椎損傷・皮膚がんでADLは全介助の方でした。

家族はなく、入院生活を一人で過ごし、一人で亡くなりました。

亡くなってからも、引き取り人がいないので、役所に連絡し火葬場へ直行したようです。

最期の瞬間はできるだけ寂しくないように、看護師が入れ代わり立ち代わり寄り添い、独りぼっちにならないようみんなで見送りました。

初めて見る人の死。

教科書に載っていたような身体の変化・兆候が現れました。

呼吸が変わる、血圧が測れなくなる、脈が振れなくなる、チアノーゼが出てくる、体が冷たくなる、瞳孔が開く、下顎呼吸、呼吸が止まる。

私はなんだかよくわからないけど、涙が止まらなくて、ずっと泣いていました。

患者さんの前で泣くのはどうかと思いましたが、先輩は「泣いててもいいから患者さんの側にいて、しっかり観察しなさい。患者さんから学べることはすべて吸収しなさい。命を懸けて私たちに教えてくれているのよ。」と言葉をかけてくれました。

この先輩の言葉のおかげで、泣きながらでしたが、実際に体に触れ、声をかけ、最期を看取ることが出来ました。

エンゼルケアもさせてもらい、最後の最期まで多くのことを学ばせていただきました。

知っていましたか?

人間って、生まれる時は「おぎゃー!」と息を吐いて生まれてきますよね?

死ぬときは、逆で、最後の呼吸は吸って終わるんですよ。

そんな、人間の不思議についても知ることが出来ました。

この方との関わりで後悔していることを下の記事にまとめてますので、気になる方は見てください。
患者さんとの関わりで後悔していること。

私自身新人で、日々の業務を覚えることに必死だったので、看護師らしい関わりは全くできませんでした。

今になって、「あの時こうしていれば…」「こんな関わりができたかも」など、思い返すことがあります。

たぶん、看護学生や看護師にとって、初めての看取りは一生忘れられない経験何だと思います。

正直、初めての看取りだと、自分は何をしたらいいかわからないし、パニックになるし、その場にいていいのかもわからなくなるでしょう。

ご家族が、病室に集まったりしていたら、なおさら病室に入りにくいですよね。

しかし、一つだけ覚えておいてほしいことがあります。

それは、私が先輩にかけてもらった言葉です。

「患者さんのそばにいることが大切」
「患者さんから学べることはすべて吸収する」

人が一人亡くなるってことは、すごい悲しいことだし、ご家族の気持ちを考えたら、どう対応すればいいかわからないし、とてもネガティブなことのようですよね。

でも、患者さんの死から学べることは多くあります。

身体的なことを観察することもそうですが、亡くなってからも、もっといい関わりってなかったかな?と振り返ることで、次の患者さんのための看護に繋がります。

そうやって、看護師として成長していくんです。

ベテランの看護師程、患者さんの死に慣れもあって、涙を流すことはなくなっていくと思います。

しかし、ベテラン看護師は、泣くことよりも患者さんのためにどうすればいいかを最期まで考えて看護をしているのかもしれません。

泣く暇がないほど、超看護。

いい看取りをするということは、患者さんやご家族に全力で向き合い、いい看護をすることなんだと思っています。

いい看取りって?

「死」って患者さんからしたら、たぶん恐怖ですよね。

患者さんによって、自分の「死」への受け入れって全然違うと思います。

99歳の高齢のおばあちゃんなら、「まだ生きたい」と考えているかもしれませんが、ある程度の覚悟はできていると思います。

しかし、30代の子持ちのママなら、「死ねない」って考えるでしょう。

20代なら、「人生これから!」ってときに、余命宣告されたら、受け入れるのは困難でしょう。

その患者さんの、気持ちに寄り添って、死についてどう考えているのかを知ることが必要になってきます。

ただ、死についての質問を患者さんにするということは、「もう自分はだめなのかな?」と思わせてしまう危険もあると思うので、聞き方には注意が必要です。

看護師として患者さんに寄り添うって難しいですね。

ただ、日常会話をするだけではいけないし、突っ込みすぎた質問もだめ。

では、どうすればいいのか?

患者さんのことを考えて、「あなたのために何ができるかを知りたい」ということを、患者さんに知ってもらうことが大切なのかもしれないですね。

そのためにも、患者さんとのコミュニケーションの時間を大切にして、患者さんはどう考えているから、何が必要かということに気づき、看護に繋げることが出来ればいいですね。

毎日、患者さんと向き合っていれば、患者さんから返ってくるものもあります。

それは、「ありがとう」って言葉だったり、「あなたがいい」というご指名(笑)をいただくことです。

私も、「やっと来てくれた!あなたにしか言いたくないの。あなたならいいの。」と言っていただいたことがあります。

そんな日は、嬉しくて1日中ニヤニヤして勤務をします。

日々の関わりで、信頼関係を築くことが出来れば、踏み込みにくいデリケートな質問もできるようになります。

そうして、患者さんの本当の希望を聞き出し、患者さんへの看護に繋げるようにしています。

看取りとなれば、ご家族の気持ちも知る必要がありますよね。

残された家族が、後悔のないように、看護師としてどこまでできるかは分かりませんが、家族と患者さんとの時間を多く作れるよう声掛けをすることができます。

また、患者さんの状態を電話で連絡することで、家族さんとの連携をとることができそうです。

いい看取りとは、患者さん・ご家族・看護師などの医療者がみんな後悔のしないように、しっかりと関わることなのかもしれません。

日々、後悔のないような関わりをしていれば、最期の時も「がんばったね」で見送ることが出来るのではないでしょうか。

私たち医療者は、できる限り全力で患者さんと向き合って、いい看護を提供していきたいですね。

まとめ

患者さんが亡くなるということは、とても悲しいことです。

落ち込みますし、できなかったことを後悔することもありまsy。

しかし、患者さんの死を後悔するだけでなく、次の患者さんのためにできることは何かという活力に変えて、いい看護が出来るようにしていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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