一度教わったことって、先輩に聞きにくいけど、確認しないままケアするとなると不安…という状況ってないですか?
医療の現場では、看護師不足もあって、常に忙しくてバタバタしていますよね。
・先輩忙しそう…
・1度教わったことは質問しにくい…
と感じている新人看護師さんは多くいると思います。
この記事では、わからないことはダメな事なのか?2度目の質問はあり?どんな感じで質問すればいいか?ということについてお伝えしています。
分からないことはダメなこと?
分からない事、知らないことがあるのは当たり前のことです。
特に、新人さんの場合、これから様々な経験を通して、看護技術や知識を習得していきます。
初めから、何でも知っていて、どんな状況にも対応できる看護師なんていませんからね。
だから、わからないことがあってもダメではないんですよ。
しかし、わからないことをそのまま放置し、あなた自身の知識にする努力をしないのはよくないことですね。
いつまでも、「わかりません」が通じるものではありません。
分からないことは、あるあなた自身で考え、調べて、自分の力に変えましょう。
【新人看護師】1年目に大切な視点は?新人だからこその特権がある
ただ、1年目の看護師さんは、本当に覚えることが多い!
新人研修の課題…
プリセプターからの課題…
これにプラスαとして、緊張しながら1日病棟内を歩き回り、慣れない看護をして汗だくになり、先輩の顔色を確認しながら過ごす…
本当にくたくたですよね!
1日終わるころには、患者さんと関わる中で感じた疑問すら覚えていない…なんてこともよくあるはずです。
あとで調べようと思っても忘れちゃう。
忘れないようにメモするけど、メモを見ない…(笑)
私は、メモを見る習慣がどうしても身につかなかったんです。
なので、調べることがあれば、その場でお気に入りの付箋に調べる事を記載して、休憩時間にスマホに付箋を貼り付けていました。
お気に入りの付箋を見つけるのがポイント!(笑)
私は、ロフトで「イケメン付箋」というのを購入し、使用していました。
イケメン付箋をスマホに付けておくと、スマホを触った時に、「あ!これ調べようと思ってたんだ~」となって、知識が身につくというサイクルにしていましたよ~。
一旦まとめると、
・自分自身で調べる癖をつけよう。
・わからないことは放置しない!
ということが大切ってことですね。
では、新人さんが気にすることの一つ、「一度教わったことを、もう一度質問してはいいのか?」という問題についてお伝えしていきます。
一度教わったことは聞いていいの?
私はOKだと思っています。
その理由として、新人さんが正しいか確信を持てないままケア・判断し、ミスにつながった場合大変なことになるからです。
例えば、新人であるあなたがお薬の準備中に、薬袋は別れているけど、同じ種類の薬を見つけたとします。
「あれ?この薬…同じのが2種類ある。合ってるのかな?先輩忙しそうだし…これでいいか。」と、違和感を感じているにもかかわらず、スルーしてもいいでしょうか?
よくないですね。
実は、ここにはミスが隠れているかもしれません。
この場合、
・看護師の医師からの指示確認ミス
・薬剤師の確認漏れ
など、普段なら誰かが気付くであろう確認事項に、誰も気付けなかったという可能性があります。
もしかすると、ただ単に患者さんの状態が変化したことで、お薬の量が増量になっているのかもしれません。
こんな時、どうすればいいか。
・リーダー業務の看護師に確認。
これでOKです。
あなたの「○○さんのお薬、増量になっていますか?」という質問で、大きなミスを防げるのです。
確かに、忙しい病棟なら先輩に聞きにくい!
でも、不安を感じたままにしないことがミス防止に繋がります。
ミスを防止するため、あなた自身のスキル・知識を増やすためにも、質問は、どんどんするべきだと思います。
実は、私、物覚えは悪い方で…しかも、何に関しても自信がなくて、ケアの前には誰かに確認したいタイプでした。
そんな私が実践していた、忙しい先輩への質問方法を伝授します。
・聞き方を工夫する。
・時間があれば、先輩のケアを積極的に見学に行く。
いろんな先輩に質問する
これは使えます。
A先輩に教えてもらったら、次はB先輩に聞きます。
それでも不安ならC先輩に、というように、いろんな先輩に確認することで、各先輩にとったら、初めての質問になるわけですよ。
色々な先輩に教えてもらっていると、教え方がうまい人、優しい人、恐い人などが分かってきますし、先輩によって差があることに気付きます。
それだけでも、学びに繋がりますよ。
聞き方を工夫する
まず、どの先輩も忙しいことを忘れず、質問するということは、相手の時間を奪うということを忘れないでおきましょう。
では、次のAとBの文を見て、短時間で指導できそうなのはどちらか考えてみてください。
A「○○のやり方を教えてください!」
B「○○の方法が合っているが、聞いていただいていいですか?」
Aの質問の場合、1から10まですべて教えないといけない感じがしませんか?
一方のBの質問の場合だと、あなたがどこまで理解できていて、何を教えたらいいかが分かるはずですね。
と考えると、質問の仕方は、Bの方が相手から奪う時間を減らすことが出来そうですよね。
「聞き方」ってとても大切です。
相手に与える印象を良い様にも、悪いようにも、大きく変えることもありますので、意識して言葉を選ぶようにしましょう。
時間があれば、先輩のケアを見学に行く
教えてもらう事も、大切ですが、実際に先輩がケアしている姿を見て学ぶこともかなり多いでしょう。
しかし、その日に、どんな処置があって、どんなケアをするのかは、先輩に確認しなければ分かりません。
朝礼の時などに、「○○のケアの見学させてください。」とアピールするのもいいと思います。
病棟によって、ルールがあるかも。
先にプリセプターや師長に相談しておくことをおすすめします。
優しい・教育熱心な先輩がいると、「この処置あるけど、見学する?」と声をかけてくれることもあります。
そんな時は、積極的に見学しましょう。
まとめ
新人さんは分からない事・知らないことがたくさんあります。
初めは通用するけど、時間がたつにつれて、まわりの反応が「え?知らないの?」という風に変わってきます。
だからこそ、「新人さん」と呼ばれているうちに、不安や疑問を解消していきましょう。
また、一度習ったことを質問するのは、ありです。
大きなミスを防ぐためにも、今後のあなたの看護師人生のためにも、質問していきましょう。
ただ、質問するときの、聞き方、聞く人を考え、見学は積極的に行ていくといいですね。
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