看護学生にとって、実習は出来れば避けたいけど、避けることの出来ない大きな壁です。
しかし、何とかして、実習を乗り越えなければなりません。
この記事では、
1. 事前準備を徹底する
実習前の準備が成功の鍵です。
必要な知識を確認
- 基礎的な看護技術や疾患について学ぶ
担当になった患者さんの疾患や処置について必ず予習しておきましょう。与えられ情報は少ないですが、教科書だけでなく、参考書やネットの記事も活用しましょう。 - 大抵の患者さんは#セルフケア不足が看護問題として上がるはず。授業で書いたセルフケア不足に対する看護計画を振り返ったり、実習中すぐに見返せるようにしておくといいですよ。
持ち物を整える
- 実習に必要な物品(記録、書きやすいボールペン、メモ帳、参考書、バインダーなど)
を忘れないように揃えておきます。 - 毎日使うメモ帳は効率的に情報を記録できるよう、
簡単なフォーマットを作っておくと便利です。先輩が実習で使っていたバイタル表や観察項目の書かれた用紙がないか確認してみるのもありだと思います!
生活リズムを整える
実習中は体力が必要です。少しでも睡眠時間を確保できるように実習に入る前に看護計画をまとめたモノや事前学習の資料を準備しておきましょう。
睡眠不足でも戦えるよう心の調子も整えてくこと必須です!
2. 患者さんとの接し方を学ぶ
患者さんと接することは、
基本的なマナーを守る
- 挨拶をしっかりと行う
「おはようございます」「失礼します」など、基本的な挨拶を丁寧に行いましょう。
患者さんに興味を持つ
- 看護学生として患者さんと会話しようと思うと、「何を聞けば・・・」「なんて声をかければ・・・」と変に緊張して無言の時間が苦痛に感じる事があります。
しかし、患者さんに興味ち、患者さんを知りたいと思えば自然と言葉は出てきます。言葉だけじゃなく、患者さんの持ち物や表情などすべてが情報です。相手がどんな人なのか、何を思って生きてきた人なのか興味を持って会話してみてくださいね。
- 患者さんの気持ちを考えながら接することも大切です。
例えば、”今は話したくない”と思っている患者さんにゴリゴリ質問しても、心を閉ざしてしまいます。患者さんの表情や態度から、相手の気持ちを察して関わりましょう。
分からないことはすぐに確認
- 医療用語や処置内容が分からない場合は、できるだけ早く自分で調べましょう。それでも分からなければ、「ここまでは調べたのですが・・・」と勉強したが分からなかったとアピールした上で教員や指導看護師に相談しましょう。
3. 指導者との関係を大切にする
実習では指導看護師や教員との関わりが多くなります。
質問や相談を積極的に行う
- 疑問点はその場で解決するよう努めましょう。
分からないまま進めるより、質問する方が成長につながります。
感謝の気持ちを伝える
- 実習が終わった後は「ありがとうございました」
と感謝の言葉を忘れずに伝えましょう。 無視されても傷つく必要はないですよ!!無視する看護師は一定数います。それはその看護師の問題なので、あなたはやるべき事をやりましょう!
4. 効率的に記録を行う
実習では膨大な記録を作成する必要があります。
観察内容をメモする
- 現場で得た情報はその場でメモしておき、後で整理します。
患者さんの表情や行動、 バイタルサインなどの細かい変化を記録すると良いです。 学校によっては患者さんの目の前でメモを出すことを禁止しているところもあるようなので、忘れないよう適宜メモの時間を確保してくださいね。
フォーマットを活用
- レポートや看護計画を書く際、
あらかじめテンプレートを作っておくと時間短縮になります。友達や先輩から共有してもらったり、案をもらってテンプレ作成しておくとGOODです。
優先順位をつける
- 状況に応じて重要な項目を優先しましょう。実習の最初は疾患理解を深められるよう、病態生理についての記録を優先的に書いていく、そして実習が進むにつれてケアについての計画に時間を使うなど、何を優先的にするか考えて進めていくといいですよ。
5. 体調管理を怠らない
実習中は体力勝負です。体調を崩すと学びが半減してしまいますし、最悪の場合再実習、もしくは単位を落としてしまう・・・なんてことにならないため、
バランスの取れた食事
- 栄養をしっかり摂ることが大切です。特に朝食は欠かさず、
エネルギーを補給しましょう。
忘れがちなのが水分補給。脱水傾向になると頭は回らないし、不調の原因になるので適度に水分補給も忘れずに!
ストレスケア
- 実習中は精神的に疲れることも多いため、
休みの日にはとにかくしっかりと寝てください。
気分転換できるよう、趣味の時間の確保、推し活の時間など短時間でもいいので取れるようにすると良いと思います。
6. 失敗を恐れず学ぶ姿勢を持つ
実習中は失敗することもありますが、
失敗は成長の糧
- 失敗したことを振り返り、
次に活かせるよう努力することが大切です。
フィードバックを受け入れる
- 指導者からの指摘やアドバイスは、
看護師として成長するための貴重な情報です。 前向きに受け止めましょう。 私看護師向いてない・・・。と
落ち込むくらい言われた過去があります。でもね、落ち込んで調子狂うくらいなら、言われたことを一度素直に受け入れて、最強の自分になればいい!
7. 仲間と協力する
実習は一人で乗り越えるものではありません。
情報を共有する
- 実習中に得た気づきを仲間と共有することで、
お互いの学びを深めることができます。
モチベーションを保つ
- 辛い時は仲間と励まし合いながら乗り越えましょう。
実習を成功させる心構え
最後に、実習に取り組む上で大切な心構えをまとめます。
- 謙虚な姿勢を持つ
実習は学びの場であり、すべてが成長の機会です。 - 患者さんに感謝する
患者さんの協力があって初めて実習が成立します。感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。 - 諦めずに続ける
実習中に辛いことがあっても、「これも看護師になるためのステップだ」と考え、 前向きに取り組みましょう。
まとめ
看護学生にとって実習は大変な経験ですが、
実習を乗り越えた先には、
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