新人看護師は涙を見せちゃいけない?理想と現実のギャップ

看護師向け記事

看護師になって、1番つらい時期である「新人」時代。

 

ベテラン看護師も、かつては新人時代を経験してきました。

 

・看護師としてやっていけるかな…

・辛くても泣いちゃダメ?

・思ってたんと違う…

 

という悩みが出てくるでしょう。

 

この記事では、不安への対処方法や病棟で泣きたくなったらどうするべきかなどについてお伝えしています。

 

悩める新人看護師さんの参考になればうれしいです。

看護師としてやっていけるか不安

看護学校生活が終了し、国家試験を突破したら、ついに看護師ですね。

 

あなたどんな不安を感じていますか?

 

・恐い先輩がいたらどうしよう
・いじめられたら…
・ミスをしないか
・看護技術や知識を覚えられるか
・患者さんと上手く関われるか

 

と言ったところでしょうか。

 

大きく分けると、「人間関係」と「看護師としての責任の大きさ」にプレッシャーを感じることが多いですね。

 

不安ですよね。

 

この不安は、看護師として働くうえで、ずっと付きまとうことです。

 

ただ、長年看護師として働くことで、慣れてきて、対処方法が分かってきます。

 

新人さんは、スタッフ間・患者さんとの人間関係や看護師としてどうすべきかという対処方法が分からない状態で現場に飛び込むわけです。

 

ということは、ベテラン看護師よりも新人さんが感じるプレッシャーはとてつもなく大きいものとなるでしょう。

 

ミスをしたとき

看護師は、患者さんの命に関わる薬剤や処置を行う場合があります。

 

ミスは許されない職業と言ってもいいでしょう。

 

しかし、看護師も人間です。

 

必ず、ミスをしてしまいます。

 

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私が新人のころ、プリセプターに

「3か月に1回のペースでミスを犯しやすいから注意!」

と言われました。

実際に、3か月おきに、ドキッとするようなことが起こったので、あなたも注意してくださいね!

 

ミスをしてしまうと、どうなるかというと、

 

・インシデントレポートを書く
・プリセプターや師長と話し合い、振り返り
・落ち込む、反省
・自分を責める
・つらい…

 

となるんです。

 

ミスの大きさにもよりますが、自分を責めすぎて、看護師を辞めるという選択をする新人さんもゼロではありません。

 

「ミスをしても気にするな!」とは言えません。

 

「失敗は必ずあること。」という認識で、日々看護業務をすること、そして、ミスをしたら振り返りをし、同じ失敗を繰り返さない活力に変えましょう。

 

患者さんが亡くなったとき

今後、看護師として働くとなると、避けて通れないのは、患者さんを看取ること。

 

患者さんの死を自分の目でみて、自分の手で最期のケアをするということは、非常に精神的にくるものがあります。

 

患者さんとの関わりで後悔していること。

 

自分自身の判断が遅かったり、観察できていない状況で患者さんが亡くなってしまった場合、大きな責任を感じるでしょう。

 

実際、新人さんとベテラン看護師では、観察力や対応力の差はあって当たり前です。

 

経験値が異なりますからね。

 

では、新人さんはどうすべきか?

 

それは、先輩看護師に報告と相談をしっかりとすることです。

 

観察できているか不安だったら、先輩に「○○さんの、△△を観察して、問題ないと判断しましたが、間違ってないですか?」と聞いてみましょう。

 

5分の報告・相談で、患者さんの命を救えたり、ミスを防げるなら、絶対に報告・相談すべきですよね。

 

人間関係に悩んだとき

残念なことに、看護師の中には、意地悪な人やあいさつが出来ないような人も存在します。

 

私と同期入社の子は、プリセプターと合わなくて、毎日壮絶なバトルを繰り広げていました…。

 

合わない人と同じ職場で働くというのは、しんどいですよね。

 

ただ、「苦手だな~」レベルだったら、我慢できますが、あなたに害を与えてくる人がいるなら、我慢するべきではないと思います。

 

悪口や適切な指導をしてくれないような先輩がいる場合、まずは信頼できる先輩看護師に相談しましょう。

 

そして、病棟師長へ報告・相談するといいです。

 

それでも改善がなければ、転職を考えるべきですね。

 

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病棟で泣いてはいけない?

病棟で働いている看護師の中には、「新人、病棟で泣くなよ」みたいなことを言っている人もいるようです。

 

これは、賛否両論あると思いますが、私は泣いたらいいと思います。

 

「ぎゃー!え~ん!」って騒いで泣くのはダメですよ?(笑)

 

涙が出るのって、悲しかったり、悔しかったり、ふがいなさを感じたり、心がストレスを感じているんですよ。

 

そんな時は、出るものは出すべきです。

 

別にまわりの気をひきたくて、泣いてるわけじゃないわけですよね。

 

次の行動へ進むための、リセットの涙として、流し切っちゃいましょう!

 

ただ、「新人、泣くなよ」と感がえている看護師がいるのも事実です。

 

なので、トイレや倉庫に隠れて、こっそりとがいいかもしれませんね。

 

それか、自分自身で解決できないような内容の場合は、信頼できる先輩や病棟師長へ相談してもいいかもしれません。

 

先輩や師長も同じ道を通ってきた方です。

 

思いもよらない視点に気付くことが出来たり、いいアドバイスをもらえるかもしれませんよ。

 

理想と現実のギャップがつらい

新人さんは、不安を抱えつつも、多少は看護師へのあこがれを抱いて、病棟へ通うはずです。

 

・患者さんのためにできることはないかな?
・声掛けやケアで笑顔が見れたらいいな
・ありがとうって言われたいな

 

ワクワクした気持ちで、入職しても、現実は結構過酷。

 

・覚えること多すぎ
・課題!?
・先輩忙しそう…聞きにくい…
・生活リズムが…
・認知症対応しんどい…
・記録する時間がないよ…
・残業…

 

1年目は、かなりしんどいと思います。

 

「何で看護師になったのか」「やりがいとかない」「ただただしんどい」「転職したい」という気持ちになるでしょう。

 

ただ、2年目になると、新たに1年目さんが入ってきます。

 

そうなると、あなただけでできることが増えてきますし、任される仕事がより看護師らしくなってきます。

 

先輩の目が新1年目に向くことで、あなたらしく患者さんと関わる時間を作り出すこともできてくるようになりますよ。

 

私がやりがいを感じだしたのは3年目。

しんどい中にも、やりがいと楽しさを見つけました。

そのためには、新人指導で、できるだけ多くの知識や技術を習得し、自信をもって2年目を迎えられるよう、耐えましょう。

 

ただ、耐えるだけではなく、途中途中でしっかりとストレスや悩みを発散することを忘れずに!

 

まとめ

新人看護師は覚える事ややるべきことが多すぎて、辛い時期です。

 

人間関係のトラブルや看護師としての責任の大きさを感じることがあると思いますが、経験を積むにつれて対処方法が分かってきます。

 

あなたの置かれている状況が辛すぎるものだったら、一度病棟から離れるのもOK!

 

無理せず、あなたらしく看護師としてやっていけるよう応援しています!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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