看護師のyukinoです。
近年、訪問看護師の需要が高まっています。
訪問看護師を増やすことが重要視!どうして?
社会的に需要が高まっているし、子育て中のママ看護師にとって、働きやすい環境でもあるんです。
訪問看護師の仕事について、学生の時の実習で何となくご存知の方は多いと思います。
より詳しく、訪問看護師の仕事内容についてお伝えしていきます。
訪問看護師の1日の動きは?
何となく知っているけど、深くは知らない、訪問看護師の1日について、お伝えしていきます。
9:00 出勤し、当日の訪問先の確認・情報収集申し送りを受けます。
10:00 午前の訪問へ出発!1~3件ほど訪問します。移動手段は、訪問看護ステーションにもよりますが、車・原付バイク・自転車のところが多いようです。1回の訪問は、30分~90分程度です。
訪問時の看護の内容は、あとで記載しますね。
12:00 訪問看護ステーションに戻り、休憩タイム。1時間ほど休んで、午後の訪問先へ出発します。
13:00 午後の訪問へ出発!1~3件ほど訪問します。午前と同様に行います。
16:00 訪問看護師テーションに戻り、看護記録をします。また、患者さんに変化があった場合は主治医へ報告します。また、患者さんやご家族からの相談があれば、ケアマネージャーなどにも報告し、情報共有します。そして、申し送りをします。
17:00 退勤
1日の流れとしては、こんな感じです。
訪問時の看護ケアとして、バイタルサインの測定、内服チェック、創部のチェック、創部や褥瘡処置、入浴介助、足浴、清拭、浣腸・摘便、膀胱洗浄、インスリン注射、血糖測定、点滴など、様々なことを行います。
最も多いケアは、患者さんやご家族の観察で、その次に指導です。
患者さんによって、状態は違いますし、ケアももちろん変わってきます。
ケア内容によって、訪問時間の調整も必要ですよね。
例えば、インスリン注射がある場合は、昼食前の11:30くらいに訪問したいですね。
ケア内容と訪問時間を考えることと、1件目の訪問先と2件目の訪問先との距離を考えて、訪問する件数が決まります。
移動の時間やケアの時間もあるので、無理のない範囲で午前・午後に1~3件ほど訪問するんです。
以前、私が研修に行った際は、午前に2件、午後1件でした。
ケア内容は、バイタル測定と術後創部の観察、そして患者さんとご家族とのコミュニケーションをしっかりとっていました。
また、患者さんだけでなく、奥さんの調子が悪いということで、奥さんのバイタルを測定し、病院の受診を勧めていました。
このように、訪問時のケアの中には、コミュニケーションも含まれており、信頼関係を築いていく必要があります。
1日の訪問件数やケア内容についてわかったわ。
観察や指導が多いようね。
重症患者さんがいなかったら、体力的に楽なのかも!
ママ看護師に人気なのも納得ね。
病気を抱えていたら、訪問看護って毎日でも来てもらいたいね。
そんなことって、できるのかな?
訪問看護には、利用制限がある場合と、ない場合があるんです。
実は、患者さんが訪問看護を、医療保険で使用するか、介護保険で使用するかで、利用制限が変わってくるんです。
利用制限があるのは、医療保険です。
医療保険での利用の基本は、1日1回(90分まで)週3日まで、1か所の訪問看護ステーションから訪問看護師1名の対応と決まっているんですって。
一方の介護保険は、利用制限がないんです。
1日に複数回OK!毎日でもOK!複数の訪問看護ステーションからでもOK!
じゃあ、介護保険で訪問看護を利用したほうがよさそうですよね。
介護保険で訪問看護を利用したくなるね。
医療保険でも制限なく利用できたらいいのにね。
実は、医療保険でも、
②厚生労働省の定める疾病等
③厚生労働省が定める病状等
上記の場合には、必要なだけ利用できるよう定められています。
訪問看護は、必要な方に必要なだけ利用できるような制度になっているんです!
どんな患者さんでも、自宅での療養を望み、家族がそれを支える覚悟ができ、そしてケアプランをしっかりと立てたら、自宅で過ごすことは可能なのかもしれません。
では、在宅療養している患者さんって、どんな方がいるのでしょうか?
どんな患者さんがいる?
患者さんは、高齢の方ばかりなイメージがありますが、小児の患者さんもいるんですよ。
多い疾患は、心疾患や高血圧などの循環器系の疾患と、脳血管疾患です。
術後の方や、内服管理で様子を見ている患者さんまで、様々です。
なので、訪問時のバイタルチェックで数値を確認することや、呂律やマヒがないかなどの観察が必要となってきますね。
いつもと何か違う?という違和感を感じ取る看護師としての勘が重要となってきます。
他の疾患としては、パーキンソン病、認知症、統合失調症などもあります。
認知症は病院や看護だけの問題ではなくなってきていますね。
なにせ、超高齢化社会ですから、これからどんどん認知症の老人は増えてくるでしょう。
認知症の患者さん本人のケアも大切ですが、患者さんを支える家族のメンタル的なケアも大切になってきそうですね。
あとは、悪性新生物ですね。
術後の方もいますし、緩和ケアメインの方や看取りの方もいます。
最期は自宅でリラックスして…という気持ちがあるのでしょう。
訪問看護師の看取りについてまとめていますので、気になる方はチェックしてくださいね。
訪問看護師が看取りをするなら?最期を在宅で過ごすためには?
小児の患者さんもいるとお伝えしましたが、年々、小児の患者さんの利用も増加しているようです。
オンコールってどんな感じ?
訪問看護は夜勤はありませんが、オンコール制度があります。
オンコールとは、夜間は自宅待機して、何かあった場合のみ出動する勤務です。
もちろん給料は発生します。
だいたい、1000~3000円/日ほどだそうです。
また、オンコールの内容としては、患者さんの体調不良や相談、痰吸引、転倒、医療機器トラブルなどが多いようです。
ご家族としても、急な体調不良は不安ですもんね。
いつも見てくれている訪問看護師に、相談したり駆けつけてもらえたら、安心ですよね。
そして、オンコールがあり、実際に訪問するのは約4割で、電話だけで解決するのは6割なんだそうです。
また、オンコールは毎日鳴るわけではありません。
月の半分くらいは鳴らないこともあるんですよ。
小さなお子さんがいるママ看護師なら、夜間の出動は厳しいですが、子供がいない方なら、いい収入になりそうですね。
オンコールがない場合、あっても電話で解決する場合の方が多いわけで、1000~3000円もらえるんですもんね。
いい感じですね(笑)
訪問看護師の需要は年々高まっています。
疾患を抱えながら、自宅で生活する患者さんや家族を支える頼もしい存在。
それが、訪問看護師です。
患者さんに寄り添いたい、患者さん一人一人とゆっくり関わりたい、と考えている方にはおすすめです。
まとめ
訪問看護師の仕事内容や、どんな患者さんがいるのか、オンコールについてお伝えしました。
観察や指導がメインで、患者さんによって、入浴介助や摘便などのケアがあるようです。
また、看取りの患者さんや重症の方がいた場合は、ケアも大変になりそうですね。
訪問看護ステーションによって、抱えている患者さんの数や看護師の数は異なりますし、働く条件も違います。
しっかりと事前に調べてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント
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