看護師のyukinoです。
子育て中だけど、看護師になりたい!という希望がある方っていらっしゃると思います。
実際に、私が通っていた看護学校でも、ママ看護学生は何人かいました。
私自身も、3年生の時に妊娠し、1年休学した後、子育てしながら実習を乗り越え、看護師になった経験があります。
看護学生が妊娠したら?退学?休学?どうすればいいの?
私の経験も含めて、子育てしながらの看護学校へ通うことについてお伝えしていきます。
子育てしながら看護学校って通える?
子供の年齢によりますが、可能です。
私は、看護学校の3年生で妊娠し、妊娠が発覚と共に約1年間休学しました。
そして、出産して、子供が生後2か月で復学し、実習をこなしました。
看護学校って、勉強する科目も多いので、その分テストもいっぱいです。
また、学ぶ内容が多いこともあり、何か1つでも単位を落とせば、一発で留年が決定するような環境なんです。
テストも大変なんですが、何より実習がきつい!
何がきついか気になった方は、下の記事をチェックしてみてくださいね。
看護学生がきついと言われる理由!ほかの学校とは違う?
看護学校の実習ってどんなことをするの?
3年生では、1年間のほとんどが実習なんです。
実習期間中は、私や夫の両親にとてもフォローしてもらいました。
私が看護師になれたのは、私・夫の両親の存在があってこそだと思っていて、感謝しかないです。
どのようなフォローをしてもらったかというと、保育園の送り迎えや、体調不良などで呼び出された際の対応です。
「1年間はしっかりフォローしてあげるから、この1年間で看護師になりなさい。」
と、両親に言ってもらえ、勉学に集中することが出来ました。
子供や私自身がどのようなスケジュールで生活していたかは、あとで記載します。
私の場合は、子供が0歳児だったこともあり、保育園にすんなりとはいることが出来ました。
子供の年齢によっては、保育園の空きがない場合があるので、もし看護学校への入学を考えるなら、保育園の確保からすることをおすすめします。
あと、子供が小学校に上がる前の方が、学校へは通いやすいと思います。
なぜなら、小学校って学童を利用したとしても、18時までのところもあるからです。
実習期間中は、帰れる時間が遅くなる可能性がありますからね。
お迎えに間に合わない可能性も出てきます。
もし、お子さんが小学校の低学年なら、一人で家に帰って、戸締りをして、一人で待っている状況って、親としても子供の気持ち的にも不安が大きいかもしれません。
高学年になってきたら、お留守番なんかの不安も減ってくるでしょう。
その点、保育園は19時、20時まで預かってくれるところもあるので、小さな子供が一人でお留守番しないといけない状況は避けられると思います。
なので、看護学校へ入学するタイミングとして、おすすめなのは、
・子供が小学校高学年以上の年齢の時
です。
看護学校に通うのは、基本3年間です。
その間、保育園へ通うことができれば、子供としても安心して過ごせるでしょう。
また、小学校低学年は、規則的な学校生活が出来ていない可能性があります。
慣れない環境、慣れない宿題、などが自分でできるようになり、子供自身が自分の管理を少しずつできるようになるのは、高学年だと思います。
なので、小学校高学年以上の年齢であれば、大丈夫だと思います。
実際に、看護学校の同級生で、中学生と小学高校学年の2人の子持ちママがいました。
子供たちは身の回りのことは、自分でできるし、ママの帰りが遅くなるときは、簡単なご飯を作って待っていてくれることもあったのだとか。
子供が小学校低学年の時は、避けたほうがいいのかもね。
まわりにサポートしてくれる親類がしない場合はやっぱり厳しそうだね。
たしかに、身内にサポートをしてくれる人がいなかったら、子供が体調を崩した時など、とても大変だと思います。
そんな時は、病児保育などの制度があるので、事前に預かってくれるところを調べて、登録しておいた方がいいでしょう。
子供が風邪の時には、側にいてあげたい気持ちもめっちゃわかります。
しかし、最初にお伝えしましたが、看護学生は膨大な勉強量を3年間で学ばなければいけません。
内容や学びの深さは違いますが、医者も薬剤師も6年かけて勉強しますよね。
なのに、看護師は3年です。
時間的に余裕がないので、あまり欠席はできないです。
また、看護学校の入試の際の面接で、「保育園等から呼び出しがあっても、子供を優先できないですがいいですか?」と聞かれるという噂も耳にしたことがあります。
子育てしながら看護学校へ通うということは、これくらいの覚悟が必要となってきます。
スケジュールはどんな感じになる?
もし、看護学校へ通うことになったら、子供とママのスケジュールはどうなるのかについて、お伝えします。
まずは、子供のスケジュールです。
保育園バージョンと小学校バージョンを紹介します。
保育園バージョン
看護学校の平常授業の際は、9:00から授業が始まり、15:30まで授業というのが、一般的だと思います。
実習の場合は、8時登校の17時まで病棟実習、その後指導等ある可能性があります。
それをふまえて、スケジュールを考えると…
7時:登園
17時:お迎え
18時:ご飯・お風呂
21時:寝かしつけ
6~7時:登園
18~19時:お迎え
20時:ご飯・おふろ
21時:寝かしつけ
って感じですね。
子供の送迎のことを考えると、自宅・学校・保育園は近いところが理想的です。
また、実習中は、実習先の場所によって、朝早く保育園へ連れて行かないといけない可能性があるので、保育園へは事前に伝えておいた方がいいかもしれないですね。
お迎えが終わってから、家へ帰って、食事の支度をして、お風呂へ入れて、寝かしつけないといけないですからね。
かなりハードです。
そして、実習期間中は看護記録を書かなければなりません。
まさに不眠不休の覚悟で挑まないと、心が折れますよ…。
私も、授乳しながら、子供を抱っこしながら、看護記録を書いた記憶がうっすらとあります。
あの頃の記憶は、あまりありません(笑)
小学校バージョン
お子さんが、小学生ならどんな感じになるでしょうか。
8時:子供見送り
15:00:学校終了 学童or帰宅
17時:ママ帰宅
18時:ご飯・お風呂
7時:ママ登校
8時:お子さん登校 戸締りチェック
15時:学校終了 学童or帰宅
19時:ママ帰宅
20時:ご飯・お風呂
って感じになりますかね。
旦那さんの協力やその他の協力を得られるなら、助けを求めたい感じですね。
それか、お子さんが、中学生くらいだったら、安心して家を任せられるのかもしれません。
また、小学生でもしっかりしていれば、宿題など自分でできると思いますが、うちの子のように(笑)何度も促さないと宿題をしない子もいますよね。
そんな場合は、学童へ行ってもらったほが、宿題をさせるというストレスは減りそうですね。
ママ
次は、ママのスケジュールです。
8時:子供を学校へ見送ってから自分も学校へ
9時:授業開始 基本4限まで授業あり
15:30:下校
17時:保育園お迎えor帰宅
18時:食事準備・お風呂
20時:課題・テスト勉強
21時:寝かしつけ
22時:残りの家事
7~8時:登校 病棟へ行く準備
9時:病院実習スタート
17時:病棟実習終了 自習中の疑問等を教員へ確認・指導を受ける
19時:お迎えor帰宅
20時:食事準備・お風呂
21時:寝かしつけ
22時:看護記録を終わるまで書き続ける(終わらない)
ママは、こんな感じですね。
お仕事している感覚と似ているかもしれません。
ただ、お仕事の場合は、子供の体調不良で早退できますが、看護学校では簡単に早退しにくいと思います。
そこだけが、お仕事と学生の違う点ですかね。
やっぱりハードだね。
できるだけ、まわりの協力を得たいね。
そのためにも、看護学校入学を決めたら、旦那さんや両親に相談して、了承を得たほうがよさそうだね!
まとめ
看護学校へ行きながら、子育てはできるのかについて、お伝えしました。
結論的には、学業と子育ての両立はできます。
ただ、超絶ハードな3年間を過ごすことになります。
できるだけ、周囲に協力してもらえるように、相談したりあなたの考えを伝え、看護学校へ通うことを了承し、協力してもらえるようにしましょう。
支えがあれば、意外と頑張れますよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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