看護師のyukinoです。
看護師に興味があるけど、実際にどんな仕事をしているのか知らない…
血とか注射とか見るのも苦手だけど、看護師になれるのかな?
と、思っている方もいるかもしれません。
そういう方に少しでも情報提供出来たらいいなと思います!
看護師の仕事ってどんなの?
看護師の仕事といえばどんなイメージがありますか?
患者さんが急変して、口から血を吐いている!
話している最中に気絶した!
病気に悩む患者さんを勇気づける!
白衣の天使!
こんなイメージでしょうか。
まあ、間違えてはいませんが、現実はちょっと違います。
病院には○○科というように、病気別に振り分けられていますよね。
なので、内科の病気で入院している患者さんなら血を吐いたりすることもあると思いますが、整形外科ではあまりないことでしょう。
何科で働くかによって、トラブルの内容は大きく変わってきます。
患者さんの様態がいきなり悪くなることを「急変」というのですが、急変自体よくある日もあれば、全くない日もあります。
急変対応ももちろんしますが、今回はどこの病棟でも行っているであろう看護師の日常業務についてお伝えしますね。
病棟の仕事内容
まず、朝出勤したらその日の受け持つ患者さんを確認します。
病棟によると思いますが、だいたい4~8名くらいでしょうか。
その日の4~8名の患者さんの担当看護師になるわけです。
受け持ち患者さんに必要なケア、検査などを確認し、スムーズにすべてのことが行えるようにスケジュールを立てます。
「ケア」について説明します。
例えば足が悪くて、自分で取れに行けない人には、その人に合ったトイレの介助を行います。
その人に合った介助やお手伝いをケアといいます。
おむつをしていれば、適度に排泄チェックをします。
自分で動けない人なら、2時間おきに体の向きを変える必要があります。(床ずれ、褥瘡の予防のためです)
食事についても、自分で食べられないなら、食事介助が必要です。
自分で食べられるけど、飲み込みに問題があるなら食事を見守ります。
他にも、お風呂に入るのか、体を拭くのか。
点滴があれば、どんな点滴を何時から何時でするのか。
自分で痰を出せない患者さんには吸引を行います。
内服薬の管理ができない方には、内服の準備から投与までします。
傷があれば、傷の手当てが必要です。
検査があれば、どんな検査を何時からするのかを把握します。
こんな感じで、その日、患者さんに必要なことを、優先順位を考えながら行っていきます。
基本的に自分の受け持ち患者さんのことは、すべて自分でしなければいけません。
看護助手や介護士、フリーの看護師がいれば、助けを求めることが出来ます。
しかし、受け持ち患者さんに何かトラブルがあった場合の責任は、受け持ち看護師にあります。
そのため、患者さんに異常がないか、体調不良がないかなど常に観察しないといけません。
そして、患者さんの状態について、パソコンに記録もしなければいけません。
結構、毎日バタバタです。
スケジュール通りにいけばいいですが、トラブルや急変があればさらにバタバタします。
ざっと書いてみましたが、こんな感じです。
やはり、患者さんは3食食べるので、食事介助、排泄介助の割合は大きいと思います。
下の世話…と思うかもしれませんが、生きている限り排泄は必要不可欠なことですよね。
きちんと出ているか、血は混じっていないかなど、異常がないかについて意識が行きます。
なので、「下の世話」、「汚い」、「くさい」というより、当たり前のことをお手伝いするという感覚になってきます。
看護師の日常業務にはたくさんのケアがありましたね。
何科に勤めるかによって、専門的な医療処置がもっとたくさんあります。
あと、血が苦手…という方もいると思います。
血が苦手だけど看護師になれる?
お笑い芸人で、元看護師のオカリナさんは、「採血や血が苦手で看護師をやめた」とテレビ番組で話しているのを見たことがあります。
確かに、人に針を刺すのは、怖いですよね。
私もはじめは恐かったです。
でも、ただ無意味に針を刺すのではなく、「患者さんのためになる行為、検査」であると気づいてからは、できるだけ痛くないように!という気持ちで行っています。
今では採血好きですよ。笑
色んな人の腕の血管を見てしまいます。
私は、血が苦手でも看護師になれると思っています。
その理由として、看護師として働く場所はたくさんあるからです。
どういうことかというと、オペ室で働くとなったら毎日血に出会うことになりますよね。
急性期の患者さんが入ってくる病院も血に触れることが多いかもしれません。
なので、療養型病院や介護施設などの急性期ではない病院や施設で働けばいいんです!
私は、療養型病棟、介護施設、地域包括ケア病棟というところで働いたことがあります。
血を見ると言ったら、点滴をするとき、夜勤時の採血(0~6名程/日)、傷の手当てくらいでした。
運がいいだけかもしれませんが、看護師として働いていて、吐血や流血なども見たことがありません。
なので、血が恐いからという理由で看護師になりたいという気持ちを消してしまうのはもったいないと思います。
看護師といっても、最先端医療の場でバリバリ働くかっこいい人もいれば、施設で患者さんに寄り添う癒し系の人もいます。
血が苦手なら、患者さんに寄り添う癒し系看護師を目指すのがいいと思います。
まとめ
看護師の仕事について何となくわかったでしょうか。
たくさんの「ケア」があり、患者さんに合ったケアを常に提供し続ける必要があります。
どんなケアをするかは、何科で働くかによって大きく異なってきます。
血が苦手なら、血に触れることが少ない、療養型病院や施設がお勧めです。
血が苦手でも看護師にはなれますよ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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