クリニックの午前診療の時間に働けたらいい!とお考えのママナースは多いでしょう。
しかし、ママナースにとって、クリニックって意外と働きにくい職場なんです。
・どうしてママナースは働きにくいの?
・ママナースへの理解は?
という疑問をお持ちの方に、クリニックでママナースが働きにくいと理由や働きやすい職場についてお伝えします。
クリニックの勤務時間
クリニックや診療所と言えば、最先端の医療技術が必要かと言われればそうではないし、子育て後の現場復帰を考えるママナースとしては、働きやすそうですよね。
ただ、注意が必要なのは、勤務時間です。
クリニックの勤務時間は、午前診療・午後診療に別れているところが多いでしょう。
多くのクリニックの勤務時間は下記です。
午後診療:16:00~20:00
お子さんが、幼稚園や小学生であれば、午前診療の間だけ勤務出来たら理想的ですよね。
しかし、求人情報を眺めるのが趣味な私(笑)は、午前診療のみの求人募集をあまり見かけたことはありません。
どちらかというと、「午後診療も可能な方」を募集していることが多いです。
午前診療だけの勤務を希望のママナースは多いです。
ゆえに激戦!午前のみの募集があればラッキーですよ!
午後診療の時間も勤務するとなると、小さなお子さんをお持ちのママナース的には、困ったことがありますよね。
・保育園やってる?
・帰宅後の家事がやばい。
・寝かしつけは何時にできる?
などなど…
子供の生活リズムがおかしくなってしまう危険があります。
ママナースにとって、20:00までの勤務のハードルはかなり高いと言えますね。
ただ、お子さんの生活リズムを変えることなく、あなたが20時まで勤務できる方法もあります。
午後診療の時間も勤務するには?
それは、旦那様への育児参加が積極的であれば、可能となります。
旦那様の勤務時間や職種によっては、難しいかもしれませんが、子供は夫婦で協力して育てられたら1番いいですよね。
あなたが、クリニックで勤務する、週に数回のお迎えや寝かしつけの分担が出来れば、子供に負担なく午後診療時間に勤務できるでしょう。
ただ、この方法は旦那様の育児や子育てに関する考え方が大きく関わってきます。
事前にしっかりと夫婦で相談してから、決定することをおすすめします。
クリニックのスタッフ数
クリニックは、入院設備のある病院と比べると、スタッフ数はかなり少ないです。
少ない人数で対応できるからという理由もありますし、人件費にそこまでお金をかけられないというのも理由の一つでしょう。
スタッフ数が少ないと、ママナースにとって良くないことがあります。
それは、「急に休みにくい」ということです。
どこの職場でも、急にお休みするということは、他のスタッフへの負担が大きくなるということですから、あまりよくないんですが…
ママナースには、お子さんがいますよね。
子供は、いきなり風邪をひいたり、ケガをしたりで、出勤当日急にお休みが必要になったり、連休が必要になります。
そうなると、元々スタッフ数が少ないクリニックでは、別のスタッフへの負担がかなり大きくなるというのは簡単に想像できますね。
なので、経営者側も急な休みを頻繁にするであろうママナースを雇いたくないのかもしれません。
旦那様やご両親・義両親のフォローがあれば、問題なく勤務することが出来そうですね。
では、ママナースが働きやすい職場はないのでしょうか。
ママナースが働きやすい職場ってどこ?
もちろん、ママナースが働きやすい職場もあります。
・デイサービス
・ママナースに理解のある病院で時短パート
訪問看護
訪問看護について、詳しくは別の記事で紹介しているので、興味のある方は参考にしてくださいね。
訪問看護師がママに人気!仕事内容ってよく知らないけど何するの?
実際に、訪問看護はママナースに人気で、多くのママナースが活躍しています。
ママナースに人気の理由を4点ほどお伝えすると、以下です。
・医療度が高すぎない
・時間の融通が利く
・人間関係がいい
なかなか魅力的。
今は訪問看護の事業所が増えて来ています。
勤務しやすい場所に事業所があれば働きやすいですよね。
デイサービス
デイサービスも、ママナースにとって働きやすい職場と言えます。
デイサービスで勤務して感じた魅力をまとめると、下記です。
・残業ほぼなし
・医療度が高すぎない
・スタッフ人数もある程度いる
・勤務時間を考慮してもらえることもある
常に医師がいるわけじゃないので、観察力・判断力は必要です。
正常な高齢者の異常に早く気付けるよう、日ごろから利用者さんとコミュニケーションをとる必要があります。
高齢者とコミュニケーションをとることが好きな方は、働きやすい職場と言えます。
認知症の方も多くいらっしゃいますので、認知症対応について復習しておくといいかもしれません。
病院で時短パート
夜勤のある病院で、常勤として勤務するのは、ハードルの高さを感じますが、時短勤務が出来る病院もあります。
以前の職場では、
・ 9:00~15:00
・10:00~14:00
という時間帯で、勤務しているパートさんがいました。
仕事内容としては、
・内服準備
・食事の配膳
・食事介助
・処置のない軽症な患者さんの部屋持ち
・処置等、忙しいスタッフのフォロー
などを行っていました。
常勤スタッフとしては、短時間でも業務をしてくれるのは本当に戦力で、ありがたい存在でした。
スタッフ数の多い病院で、日勤の比較的簡単な業務を行うメリットとして、
・子育てに理解がある
・時間の融通が利く
などがあります。
クリニックで働くよりも、スタッフ数が多くて、子育てにも理解のある病院で勤務することは、意外とママナース的には働きやすい環境かもしれません。
以上が、ママナースが働きやすい職場の一例です。
地域的にも、条件が異なってきますので、求人情報をチェックしておきましょう。
求人情報は、転職サイトにたくさんの情報が隠されています。
私は複数の転職サイトに登録して、いい条件がないか探しています。また、転職サイトの担当者にも当たりハズレがあるので、いい担当者かを見抜きましょう。
看護師の転職サイトってどこがいい?選ぶ基準やおすすめを紹介!
「転職サイトを利用して失敗した…」という声を聞いたことがあります。
失敗はしたくないですよね。
なので、転職サイトをうまく活用して、良い職場を見つけていきましょう。
まとめ
ママナースには、看護師として復帰するための様々な制限があります。
看護師として復帰したのはいいけど、子供や家事が出来なくて、生活が崩壊しては元も子もないですよね。
なので、復帰する際は、時間的・体力的に無理のない職場からスタートすることをおすすめします。
旦那様と職場復帰や子育てについて話し合うきっかけとなれば、よりいい家庭になるかもしれませんね。
コメント