看護師のyukinoです。
実習では、ほぼ毎日カンファレンスがありますよね。
このカンファレンスって、テーマを決めるのがどんどん大変になってきませんか?
そこで、在宅看護学実習のカンファレンスのテーマの例についてご紹介したいと思います。
実習が大変な、看護学生の役に立てばうれしいです。
在宅看護学実習の学びの目的は?
カンファレンスって、正直言うと、話題がなかったり話しにくい内容だったら、地獄の時間になりますよね。
指導者や教員的には、活発な意見交換を期待している感じがありますし…
そもそも、カンファレンスってなぜ行うかを簡単に説明します。
病院でのカンファレンスってなぜするの?
カンファレンスは看護師になってからも、たくさん行われます。
病院で行われるカンファレンスは以下のようなものです
・患者さんがなくなった時に行われる「デスカンファレンス」
・患者さんが入院の時にする「入院時カンファレンス」
・退院の時にする「退院時カンファレンス」
私が勤めていた病院では、「入院1週間後カンファ」や「1か月カンファ」なんて言うのもありました。
病院では、このカンファレンスを通して、看護師やほかのスタッフ間での情報共有をメインとして、患者さんの方向性を決めたりしています。
というのも、毎日、スタッフは患者さんと関わっていますよね。
スタッフ一人一人が持っている情報って、みんな違うんです。
その情報を、スタッフの前で伝えあうことで、患者さんの全体像を把握しやすくなるし、患者さんの希望や想いなんかもスタッフ全員が知ることが出来ます。
「退院後はどうしたいか」
「患者さんの最期の希望について〇〇と言ってました」
「自宅の様子」
など、様々な情報交換がされるので、非常に重要な場となります。
では、学生のカンファレンスを行う意味って何でしょうか。
学生のカンファレンスを行う意味は?
私の考えなのですが、学生って不安や悩みがあると思いますし、何をしていいかわからないなんてこともあるでしょう。
私がそうでした。(笑)
何をしていいかわからない。コミュニケーションどうすればいいの?患者さん寝てるけど起こしていいの?
疑問ばかりでした。
アセスメントとすればいいのかもしれませんが、コミュニケーション取れなかったら、情報がなさ過ぎてアセスメントするのも難しいですよね。
そんなときに、活躍させるべき場が、カンファレンスです。
悩み、疑問、どう関わればいいかわからない、この対応・ケアは合っているか、などを相談する場として使えばいいと思います。
カンファレンスじゃないときに、グループ内で相談して、解決してしまっている話でも、指導者・教員のいる場で話すことで、新たな視点で見れたり、アドバイスをもらえることもありますよ。
では、在宅看護学実習の目的って何でしょうか?
在宅実習の目的は?
在宅って、病院実習とは違い、疾患を抱えながらも自宅で生活している方々の看護を学ぶ実習ですね。
そこで、何を学んでみたいですか?知りたいことはありませんか?
私は、在宅に興味があったので、わくわくして実習へ行きました。
なぜなら「疾患があって、家で過ごす」っていう患者さんの姿が、全く想像できなかったんです。
認知症で独居の人や、ストマ管理を自分でしている人もたくさんいます。
医療者や家族以外の誰かがどのような体制で、生活を支えているのか気になりませんか?
ということで、在宅実習の目的は、「病院で治療を終えた患者さんがどのようにして地域で生活しているかを知る」って感じですね。
あとは、「訪問看護師の実際の関わりを学び、患者さんのニーズを知る。」っていうのもいいんじゃないでしょうか。
では、カンファレンスのテーマについて考えていきます。
在宅実習のカンファレンスのテーマは?
カンファレンステーマの例をいくつかご紹介していきたいと思います。
在宅で生活している方は、ある程度自立している方がおおいです。
なので、病棟とは違い、コミュニケーションに悩むことや対応に悩むことは少ないと思います。
しかし、病棟とは圧倒的に、受け持ちさんと関わる時間が少ない!
テーマ「短い時間で情報収集し、患者さんと信頼関係を築くには?」
コミュニケーションの量ではなく、コミュニケーションの内容・質が大切になってきますし、態度も寄り添う姿勢を見せていく必要がありますよ。
では次行きます。
在宅ケアって、病棟よりも個別性が高いケアをしていると思います。
自宅にある物品を工夫して使用している場合が多いですからね。
グループメンバーが見学した内容って気になりませんか?
その情報共有をするのも、学びになると思います。
テーマ「今日見学した内容について報告し、情報・学びを共有する」
このテーマは、話しやすいし、純粋に学びになると思いますよ。
テーマのネタがない日は、これでいくのもありですよね。
毎日違う見学をさせてもらえると思うので!
次行きます。
在宅実習って私の記憶では、1つ指導をしないといけなかったような気がするんですが、今は違うのかな?(笑)
指導内容の相談なんかもいいですね。
テーマ「認知症の方への、セルフケアに関する指導はどのようにすれば伝わりやすいか」
私が受け持っていたのは、認知症のストマのおばあちゃんでした。
指導者さんの「以前は管理できていたけど、認知症が進行しできなくなった。」という情報から、ストマ管理のポスターの制作をしました。
訪問時に、以前はどのように管理していたかを、本人さんに確認し、その通りの内容に仕上げましたよ。
便が漏れてしまった時はこれ見てくださいね!って感じで、お渡ししたのを覚えています。
あとは、「肩こりがひどい」と言っていたので、レンジでチンすればOKな、ホットパックを作りました。
ジップロックにおむつの中身の吸収ポリマー?と適量の水を加えるだけのものです。
1分くらいレンチンして、タオルにまけばなかなかいい感じのものが出来上がりました。
訪問看護師は、学生のこともすごい尊重して、「何でもやってごらん!」という対応をしてくれたので、とても楽しい実習でした。
ほかにも、テーマとしてあげられることは、たくさんあります。
まずは、あなたやグループメンバーが何について疑問に思っているか、悩みは何かについて考えてみてください。
疾患のことでもいいし、関わり方でもいいし、コミュニケーションでもいいと思います。
カンファレンスの場で話すということで、指導者・教員からの助言も得られ、新たな発見につながると思いますよ。
まとめ
在宅看護学実習のカンファレンスの例についてお伝えしてみました。
カンファレンスのテーマは、まず疑問・悩みから!
そして、情報共有したいことについても、カンファレンスで話し合えたら、より学びになりますよ。
実習は大変ですが、時間が過ぎれば、終わりがあります!
最後まで、走り切ってください!
遠くの方から応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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