看護学校の実習ってどんなことをするの?

これから看護師を目指す人向け記事

看護師のyukinoです。

看護師を目指している方は、まず看護学校へ行かなくてはいけませんよね。

看護学校って、大変って聞いたことがありますか?

何が大変かって、勉強もそうですけど、実習がきついんです!

実習ってなに?どんなことをするの?という疑問に答えて、看護実習についてお伝えしていこうと思います。

看護学校の実習ってどんなことをするの?

看護学生はだいたい、1・2年生で、人の体のこと、病気のこと、治療法、患者さんにはどんな看護が必要かなどの勉強をします。

中学や高校と同じで、朝から夕方まで授業があります。

1つの授業が90分で、基本的に1日4限までです。

1・2年生の間に、しっかりと知識をつけておく必要があります。

看護師になってからも役立ちますが、何より実習の時に必要な知識となるからです。

3年生は、学校での授業はほとんどなく、実習先の病院へ行って、実際に患者さんと関わり、看護について学びます。

病院でどんなことをしていると思いますか?

具体的に説明していきますね。

まず、実習先の病院に入院している患者さんを、1名受け持たせていただきます。

1つの実習は約3週間です。

3週間の間、一人の患者さんの担当になり、患者さんの体や精神の状態はどうなっているのかを分析します。

この分析は、看護記録と呼ばれるレポートにまとめなければなりません。

この看護記録が大変なんですよ…

病気のこと、どんな治療をしているのか、飲んでいる薬は何か、などを病院にいる間に調べて、帰ってから、患者さんがどういう状態なのかを知ります。

患者さんの状態が分かったら、次は患者さんに必要な看護的ケアは何かを考えます。

例えば、足を骨折してギプスをしているなら、お風呂に入れないですよね。

なので、体を拭き、清潔を保てるように関わらないといけません。

「体を拭く」といっても、患者さんによって、方法が違ってきます。

患者さんが、20代の足以外は元気な方なら、タオルを渡せば自分で拭けますよね。

でも、患者さんが80代で、手に麻痺がある方なら、介助が必要となります。

このように、患者さんの状態を知ったうえで、必要な看護を考え、患者さんに合ったケアを実習で行っているんです。

看護学生の実習でどんなことをしているかは、何となく伝わったでしょうか?

この実習、かなりしんどいと言われているんです。

なぜだと思いますか?

実習はしんどい?どんなところが?

先ほど説明したように、患者さんの状態に合った看護を提供する必要はわかりましたか?

では、患者さんの状態って、ずっと変わらず同じでしょうか?

いいえ。患者さんの状態は変わります。

特に急性期や終末期の患者さんは、毎日状態が違います。

3週間の実習で、毎日状態の変わる患者さんを分析し、どんなケアをするか考え記録を書かなくてはなりません。

記録を書くことで、自分に知識が付くし、学びになるは分かるんですが、1日にこなさないといけない量がすごく多くて、睡眠時間を削って記録を書いています。

実習がしんどいと言われる理由の一つが、「記録を書くこと」と「睡眠時間がない」ということですね。

私自身も看護学校へ行き、この実習を経験しましたが、2度と経験したくはないですね!(笑)

多分、人生で1番しんどい時期だったと言えるくらいです。

あの実習を乗り越えられたから、今ではなんでもかかってこい状態ですよ。

体もメンタルも鍛えられました!体も心もムッキムキです!(笑)

他にも、実習がしんどいと言われている理由は、「実習先の看護師が恐い」ってことです。

マジで恐いんですよ。

看護師に報告するときも、目を合わせてくれない、笑顔がないので、学生は小鹿のようにプルプルです。

ただでさえ、記録で眠れていなくて疲れているのに、病棟の看護師まで恐かったら地獄ですよね。

学生さんが学びやすいように、病棟の看護師がいい環境を作っていかないといけないですよね。

これから、実習環境が変わることを私はひそかに願っています。

あとは、なれない看護ケア(体を拭く、足浴、おむつ交換など)を患者さんに行うだけでもドキドキです。

あなたは、人の体を拭いたり、お年寄りのおむつを替えたことはありますか?

経験がある方は少ないと思います。

看護学生は、学校内ではおむつ交換の方法などを学び、演習で実施していますが、実際に患者さんにするとなると、ものすごく緊張します。

お湯の温度は合っているか、体を拭く順番、力加減、羞恥心など、たくさんのことを考えながらケアをしています。

しかも、看護師に見てもらいながら、ケアするので、さらに緊張します。

脇汗が止まらなくなるくらい!(笑)

1日でぐったりの内容の実習が、3週間続きます。

学生が恐怖を感じる理由がわかっていただけたでしょうか。

しかし、そんな環境でも看護師になる人は常にいます。

どうしてなんでしょうか?

たぶん、それだけ看護師って魅力があるんですよ。

私自身も、看護師という職業にやりがいを感じますし、給料的にも魅力があります。

看護師になりたい!気になる年収は?

人の命に関わる仕事、看護師。

患者さんは、私よりも高齢の方が多いです。

人生の先輩と関わることで、本当に多くのことを学ぶことが出来ますよ。

まとめ

看護学校の実習では、どのようなことをしているのか、しんどいと言われるのはどうしてかについてお伝えしました。

実習では、より実践的な看護について学んでいます。

本当に大変な実習ですが、この実習を乗り越えることで、看護師になることが出来ます。

看護師は、大変ですが、やりがいのある仕事ですよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

  1. […] 実習ってどんなことするのか気になった方は、別の記事をチェックしてみてください。 看護学校の実習ってどんなことをするの? […]

  2. […] 実習で何をするかは、下のリンクを見てください。 看護学校の実習ってどんなことをするの? […]

タイトルとURLをコピーしました