看護師として働きたくなる環境って?理想の職場環境はどこにあるの?

看護師向け記事

看護師のyukinoです。

看護師の友人やSNSなどで、「どうして看護師になったんだろう」「しんどすぎる」「転職したい」「もっと給料がいいところないかな」「人間関係さえよければいい」ということを多くの人がつぶやいています。

では、多くの看護師が満足して働ける職場って、どんなところだろう?という疑問が湧いてきたので、考えてみました。

こんな病院増えたらいいな~という希望も込めて、私の理想をお伝えしていこうと思います。

患者さんのために時間を使える

看護師を目指し、看護師として働いている人の多くが、患者さんの支えになりたい、命を救いたいという希望をもっているはずです。

しかし、現状は患者さんと関わる時間は、必要最低限しかない病院が多いんですよね。

日々の業務に追われすぎて、患者さんのケアに時間をとれない中で働いていると、「どうして看護師になったんだっけ…?」という考えが、頭をよぎることがあります。

診療報酬などの関係があって、多くの書類が必要であったり、看護記録が必要なことは分かります。

ただ、多すぎなんです!

何とかならないのかな…
お金がないと病院を経営できないのは分かるんだけど…

患者さんのニーズに答えるためには、患者さんを知る必要があります。

そのためには、患者さんと過ごす時間が必要です。

業務を行いつつ、患者さんと深い話をする時間を作るのは至難の業。

学生のころのように、一人一人の患者さんとがっつりと向き合いたいですね。

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肉体的に余裕がある

看護師という職業は、肉体労働です。

さらに、夜勤もあるため不規則であり、生活リズムが狂ってしまうこともよくあります。

それは、仕方ない事だと思って入るんですが、きついんですよね(笑)

病棟の端から端まで行ったり来たりを何度も繰り返すと、足腰にきます。

頻コールの患者さんや、危険行為があってセンサーを使用している患者さんが多数入院しているときのあの地獄感…(笑)

分かっていても、辛いものがあります。

また、薬剤科や検査科など、自病棟から離れることもありますよね。

この移動だけでも疲労を感じてしまう…

肉体的な負担を軽減させるための対策を考えないといけませんね。
どんな対策があるでしょうか?

頻コール・センサーの方は、できるだけナースステーションの近くの病室にするよう調整する。

検査出しや他科への用事については、看護助手やヘルパーを病院に雇ってもらい、負担を減らせたら嬉しいですよね。

結局は、スタッフの数が増えたらいいってことかもしれませんね!

スタッフが多いと、一人一人の負担が減るのは確実です。

一人一人の負担が減れば、余裕が出来て、患者さんと関わる時間が増えることになるでしょう。

つらい経験があっても、フォローしてくれる

看護師をしていて、辛い経験って多々あると思います。

例えば、ミスをしたとき・患者さんの状態変化に気付けなかったとき・急変時に何もできなかったとき・先輩に強く注意されたとき、などです。

こんなときって、気持ちがズーンと重くなって、「私ってダメなヤツだ…」「看護師してるのが恐い」「患者さんにリスクを与えてしまっているのでは?」と自分を否定してしまいます

私も薬剤のミスを続けてしてしまった時、消えてなくなりたくなるくらい落ち込みました。

 

そんなときに、上司や先輩が声をかけてくれ、フォローしてくれることで、立ち直ることが出来ました

私が薬剤のミスをしてしまった時、師長が「人間だからミスはあるのよ。誰にでもあるの。次どうしたら防げるか対策を立てよっか。」と声をかけてくれました。

先輩も「私も失敗したことある。次しないように注意しよう。ここは間違えやすいから気を付けよう。」と小声で教えてくれることもありました。

この声掛けがあったから、「同じミスはしない!」「教えてもらったところを注意しよう!」と前向きに考えることが出来ました。

また、上司や先輩が私をしっかり見て、私に合った指導をしてくれていることが分かり、嬉しかったです。

もしあの時、ミスを責められていたら、常にびくびくして、楽しく看護師が出来ていなかったと思いますね。

上司や先輩が、部下・後輩のことを見ていれば、適切なフォローが出来るはずです。

ミスを責めるのではなく、次につなげられるような指導ができるって素敵ですよね。

それが本来は正解なのかもしれませんが、看護の世界はミスしたら責めることが多いのが現状です。

これって悪循環だと思いませんか?

ミスした事実は変わらないんだから、次に繋がるような対策をスタッフ間で共有することが大切です。

攻め合うのではなく、フォローし合える職場環境って理想ですね。

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人間関係のトラブルがない

病棟に一人はいると言われている、意地悪な看護師。

長年同じ病院や病棟で勤務していて、その看護師の言うことを聞かないとダメという空気があるはずです。

もし、意地悪看護師に嫌われたら、いじめられます。

そんな環境で働けないですよね。

患者さんのことを考えたいのに、どうして意地悪さんの顔色をうかがって仕事しないといけないのでしょうか。

また、看護師って派閥を作ってしまうこともあります。

Aさん派閥かBさん派閥か…

考え方が色々あって、スタッフ同士ぶつかってしまうのは仕方ないかもしれませんが、折れどころを見誤ってはいけないでしょう。

業務に支障を与えているスタッフが一人でもいたら働きにくい…
この劣悪な環境を改善するにはどうすればいいでしょう。

このように、意地悪する人や派閥を作る人がいる職場には、足りないものがあります

何だと思いますか?

それは、管理者の管理能力です。

管理者とは、主任・看護師長・副部長・部長など、役職のついている人たちのことです。
看護管理者ってどういう人?下っ端が求める理想の管理者は?

病棟の環境を悪くしている要因である人物を、そのままの状態で放置しているわけですからね。

管理能力を問いたくなってしまいます。

もし、意地悪や派閥を作る人が管理職だった場合は、速攻で退職・転職することをおすすめします。

病棟や病院のトップが、そんな状態だったら、永遠に劣悪な環境が改善されることはないでしょう。

逃げるが勝ちなパターンです。

逆に考えれば、管理者が病棟の状況や、人間関係、悪影響を与えているスタッフを把握できていて、適切な指導を行っていれば、とても働きやすい人間関係の環境となるでしょう。

看護のお仕事

給料が高い

世間的に、看護師は給料がいいと言われていますが、そんなことないんですよね。

いや、確かに、一般OLと比べればもらってる方かもしれない。

しかし、大きな責任のある仕事で、不規則な勤務形態、かなりの肉体労働の割には、給料少ないんですよね…

また、看護師の対応する相手は疾患がある患者さんです。

認知症の方や精神疾患の方もいます。

自制が効かない患者さんに、暴力を振るわれたり、暴言を吐かれたり、セクハラされることもよくあります

そんなときも、看護師は「相手は病気なんだから耐えろ」「あなたの対応にも問題があったんでしょ?」といわれて終了です。

なんでやねん!

電車でやったら、痴漢やし、暴力なんか振るったら一発アウトやのに、病院ならセーフって何!?

看護師を誰も守ってはくれないみたい…

悲しい。

眼鏡を吹っ飛ばされたことや、胸を触られたことがあります。
やり返さなかった自分を褒めました。

仕事内容と給料が見合っていないということをお伝えしたかったのですが、熱くなってしまい、関西弁が出てしまいました。

すいません。

私は、看護師という仕事自体は好きですし、忙しいながらもやりがいを感じることもあります。

だからこそ、給料が上がれば、やりがいをもっと感じることが出来るんですけどね(笑)

物価や最低賃金が上がってきている世の中ですが、看護師の給料は据え置きです。

仕事内容、勤務形態、暴力・暴言・セクハラがある現状、求められている職、無くなっては困る職であることを知ってもらい、適切な賃金をいただきたいですね。

まとめ

看護師として働くなら、患者さんとしっかりと関われて、肉体的・精神的に余裕があり、人間関係がよくて、給料がいい病院があったら最強ですよね!

看護師不足で困っている病院があれば、ここに書いたことを改善してみていただければ、看護師は集まると思いますよ。

楽しく、やりがいを感じられる環境を見つけるために、転職を繰り返す看護師は多いです。

いい病院が増えたらいいのにな~

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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